河原の土手にノビルを取りに行った。日差しは暖かいのに,風があってとても寒い日だった。
河原の土手にノビルを採りに行った。ノビルはネギ科の多年草で (ノビル - Wikipedia),根は小さな玉葱のような形になっていて食べられる。
ノビルを採るには,移植ゴテが必須である。小さいシャベル,スコップである。大きいシャベルがあれば最強。ノビルの根の下にグイと突っ込んで,土を簡単にはらったあと,土ごと裏返すと,丸い球根があらわになるので,その球根を掴んで引っ張ればいい。つまり,裏側から引っこ抜くということである。シャベルがないと,採るのが非常に難しい。上から茎を引っ張ると,根っこの手前で切れてしまう。一番欲しい球根が土の中に残ったままになってしまうのである。
この手の野草というのは,食べるまでの処理に手間がかかるのが難点だ。水を汲んだボールの中で,外の薄皮をむいて泥を取っていく。大きいのは茹でて味噌をつけて食べた。酢味噌和えもいいのだが,子どもが食べないという欠点がある。小さいのはご飯と一緒に炊いてみた。どちらも美味しく,春の味がした。
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