口内炎予防のためにサプリメントを定期的に飲み始めた。サプリメントを飲み忘れると口内炎になるようになった。体が「サプリメントありき」に最適化されたように感じる。結果的に依存しているとも考えられる。
口内炎には1か月か2か月に1度くらいの頻度でなるので,予兆があったらすぐに軟膏を塗ることで対応していたが (nlog(n): 口内炎なる直前に軟膏を)。あまりに場当たり的なので,方針を変えることにした。
口内炎の原因の1つにビタミン不足がある (口内炎 - Wikipedia)。そこで,自分の口内炎もビタミン不足であると仮定して,サプリメントでビタミンを摂取することにした。すると,見事に口内炎にはならなくなったのである。ここまではメデタイ話。
サプリメントは規定量を毎日摂っているのだが,2〜3日止めてみると,口内炎になりそうな予兆があった。唇の内側を噛んでしまったのである。唇の内側を噛むというのは,内側が腫れぼったくなっているためで,その状態のままだと口内炎に発展するのである。つまり,サプリメントを止めたら,不健康状態が早く訪れるようになったということである。
サプリメントであっても,過剰摂取は禁物だとされている (サプリメント依存に警鐘 |カラダStyle for MEN|ダイヤモンド・オンライン)。私の場合,サプリメント摂取で改善されたことから,不足している栄養素が補われたと考えていいだろう。つまり過剰摂取までにはなっていないのだ。
問題点をもう一度繰り返すと,サプリメントを止めたとたん,口内炎の予兆が出るということである。つまり,サプリメントを飲み続けた結果,体が「サプリメントありき」の状態に最適化されてしまったように感じられるのだ。サプリメントを止めると口内炎になる。だから「サプリメントを止めることができない」。これは「依存」と言えるのではないだろうか。
タバコは依存性が高い。これは一般にも認識されていることであり,直接的に禁断症状も出ることから,自覚も容易である。タバコを止めるのは容易ではないが,利点は大きい (nlog(n): 禁煙10周年 - 気分は今も喫煙者?)。一方で,サプリメントは,サプリメントへの直接的な依存性は自覚できない。「サプリほすぃ〜」状態にはならない。「口内炎」の発症を間に挟む形になるので,依存があったとしても間接的なのである。サプリメントは止めるのは容易だが,欠点が大きい。
「体がその状態を当たり前だと思う」というのが問題になる有名な例としては,「副腎皮質ホルモン」の投与がある。すなわち「ステロイド剤」である。ステロイド剤は,皮膚炎の特効薬であるが副作用がある。「副腎皮質ホルモン」はその名前からも分かるように,人間の体内の副腎皮質で作られるホルモンである (副腎皮質ホルモン - Wikipedia)。これを外部から継続的に投与すると,副腎皮質がホルモンを作るのを止めてしまうのである。
私が飲んでいるサプリメントは「ネイチャーメイド マルチビタミン&ミネラル」である。ビタミンは体内で生成できないものなので,ビタミン摂取によって体のどこかの機能がストップしてしまうということはない。しかし,何らかの最適化が行われている可能性もあるように思えるのだ。確証は何もないので,単に気のせいかも知れないのだが。
Posted by n at 2011-08-04 23:51 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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