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Photo 洗濯機がなんと単機能の脱水機に変身

先程まで洗濯機として働いていたものが,分解清掃をした直後から単なる脱水機へと変貌した。いったいこれはどうしてなのかな? 理由は聞かないでくれ (泣)。

■ ■ ■

清掃後の洗濯機の動作

年末に洗濯機の大掃除を行った。分解して洗濯槽をキレイキレイにするというものである (nlog(n): 洗濯機の分解清掃は最終回をむかえた)。しかし,その直後から,その洗濯機は洗濯をしなくなってしまった。動作状態は以下の通り。

  • スタートボタンを押すと,給水しはじめるが,水が溢れても給水が止まらない
  • 洗濯槽に必要以上の水が入っても,モーターが回転を始めない
  • 単機能選択すると,排水はできる
  • 単機能選択すると,脱水はできる

つまりだ,「単機能の脱水機になったね〜」。そして,手洗いした洗濯物を,かつては洗濯も自動でできていた脱水機に放り込む妻。

悪いのは私です。

動作不良のヒキガネ

外し忘れた部品
外し忘れた部品


外し忘れた部品「輪」

この動作不良を引き起こした原因は,分解時に,洗濯槽上部の輪になっている部品を外し忘れ,洗濯槽を持ち上げたところ,洗濯槽を囲んでいる容器も一緒に持ち上がってしまい,その際に吊り下げられていた金具が外れてしまったことである。

洗濯機の構造 (断面)
洗濯機の構造 (断面)


とても分かりにくいので,図で説明する。東芝の洗濯機 AW-C50G は,断面でいうと上の図の「正しい状態」のような構造になっている。オレンジ色が一番外側のボディである。その中に洗濯槽が2重に入っている。これを外槽,内槽と呼ぶことにする。外槽はボディからぶら下がる形になっていて,底部にはモーターが取り付けられている。ぶら下げている針金の下にはバネが入っていて,洗濯槽の振動を吸収する働きをしている。内槽が洗濯物を直接入れる槽である。モーターは,内槽とパルセータを別々に動かす構造になっている。洗濯時はパルセータを回し,脱水時は内槽を回すようになっているので,切り替えているのだろう。

外槽を支えているバネ
外槽を支えているバネ


外槽を支えているバネ

問題が起こったのは,外槽をぶら下げている針金が外れてしまい,上の図の「外れた状態」になったことである。モーターは床に直置きになり,同時にボディ上部のコントロール盤から伸びている配線が「伸びきった状態」になることで過剰な負荷がかかったため,内部で断線したのではないかと思われる。水位センサの情報が取得できなくなったので,いつまでも給水するようになってしまったのだ。

洗濯機を下から見たところ
洗濯機を下から見たところ


洗濯機を下から見たところ

そして

いつまでも洗濯を人力に頼っているわけにはいかないので (すまん),買い替えることにした。

2013年1月9日追記:
購入しました (nlog(n): 洗濯機 AW-70DL 購入そして据付説明書はどこへ)。

Posted by n at 2013-01-07 23:32 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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