地上2階にあった東急東横線の渋谷駅が営業を終了した。かつての写真をいくつか掲載しておく。
2013年3月15日,東急東横線の終着駅であった地上2階の渋谷駅が営業を終了した (渋谷駅 - 旧 東横線ホーム)。東横線の渋谷駅は地下3階に移り,副都心線との直通運転が開始され (渋谷駅が変わる!|東横線ご利用案内|東急電鉄),同時に西武線や東武東上線への乗り入れも始まる。
以前東横線沿線に住んでおり,現在は東上線沿線に住むようになった私としては,実に感慨深いものがある。
東横線が自動改札機を導入するまでは,あの渋谷駅の改札には駅員がずらりと並び,切符を切るハサミをリズミカルにカチカチと言わせていて,なかなか壮観だった。駅員によってこだわりのリズムがあるようだった。「カンカカンカン,カンカカンカン…」とか「カカンカカンカン,カカンカカンカン」などいろいろあった。大量の乗降客をさばく場合,切符を切らない時にでもカチカチと空打ちをしていないと疲れてしまうためである (パンチの話)。また,それぞれの駅員が持っているハサミの切り型も全部違っていた。様々な形の切符の切りくずが改札口のあたりに散らばっていた。渋谷駅に自動改札機が導入されたとき,鉄道ファンの友人はどういう経路でか知らないがその改札鋏を譲ってもらっていて,誇らしげに見せてくれたのを覚えている。代官山駅は渋谷駅よりも後までハサミで切っていたような気がする (nlog(n): 懐かしすぎるドラマ「ちょっとマイウェイ」)。
今年2013年になってから,東上線で東急の車両を見かけるようになった。上の写真は2月のものである。テストを兼ねていたのかもしれない。どうやって車両を持ってきたのかを考えてみたが,東横線→日比谷線→???→有楽町線→東上線,よく分からなかった。
2010年2月に撮影した東急東横線の渋谷駅を残しておこう。
外のデザインが印象的である。おそらく東急のマーク (上の車両のマーク参照) をかたどったものなのだろう。
ホームを歩く。
ホームの突端。
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