nlog(n): au 転出のための MNP 予約番号取得

Sun March 23, 2014

au 転出のための MNP 予約番号取得

au から他社へ乗り換えるために MNP 予約番号を取得した。

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au の iPhone 5 が思ったように機能してくれないので (nlog(n): R-SIM 7+ を購入したんだが)，月額最低料金で運用しているのだが，使わないのに払い続けるというのはもっともったいないので，電話番号ポータビリティを使って他社へ乗り換えることにした。それには MNP 予約番号が必要となる。

au iPhone の場合，MNP 予約番号の取得方法は，iPhone から 157 に電話をかけてオペレータと話すか，au ショップへ直接行くかのどちらかの方法しかない。au 携帯電話であれば，携帯電話のメニューから取得することができるのだが，iPhone はなぜか選択肢が少ないのである。

結局，157 に電話してオペレータとやりとりすることにしたのだが，確認をしながらやっていたら30分もかかってしまった。時間の無駄であるが，勉強にはなった。

MNP 転出で au との契約が解約になったとしても，請求はまだ来るわけで，そうなると請求書のチェックができないと困る。オペレータの話では，au ID は使えなくなるので，解約前にサポート ID を作っておいてくださいとのことだったが，調べてみると無効になるのではなく自動変更になるようだ (au IDの確認・変更・削除 | au IDヘルプ | au ID))。まとめると以下のようになる。

MNP 予約番号の有効期限は15日間である
au ポイントは MNP 転出と同時に失効する
au 電話番号の au ID は利用できなくなる
au サポート ID は転出後も利用可能
AppleCare+ は転出と同時に解除される

オペレータに MNP 予約番号が欲しいと伝えると，最初に聞かれたのは「何かご不満な点がございましたでしょうか」だった。理由は主に料金面だと伝えると，「au ひかりをご契約くだされ2年間は1480円値引き，3年目以降は980円の値引きになります」と言う。私は au の，「値引き額だけ言う」ところが不満というか大嫌いなのだが，それをオペレータに言うと話が長くなりそうなのでやめにした。「au ひかり」に契約すれば，値引きになるかもしれないが，「au ひかり」の料金は別にかかるわけだが，その総額についての案内はしないというのはどういうことなのだろうか。この場合，オペレータは悪くない。企業としての方針がよくないだけである。

MNP で他社に乗り換えると，解除手数料9500円と MNP 転出手数料2000円がかかるという案内があった (解約・他社へのMNP転出をご検討中のお客さまへ | ご契約内容の確認・変更手続きのご案内 | au)。驚いたのは，MNP の乗り換えを踏みとどまったなら，「3万円分のポイントを差し上げます」というご案内である。これが噂の引き止め工作かと思った。確認してみると3万円分のポイントの有効期限は1か月間のみとのこと。3万円分のポイントでは iPhone 5s に機種変することもできないという点が微妙なポイント額である。それにしても，何も言わなければこの3万円分のポイントもないわけで，逃げていきそうな顧客にだけ提示するというのは，現在契約中で長年使っている顧客を大切にしていないと言えるのではないだろうか。それでも別にいいのだけれどもさ。

「解約後は IC カードチップにハサミを入れてください」とのこと。IC カードチップというのは SIM のこととのこと。最後の月は基本料金が日割りになるとのことだった。

AppleCare+ は本当に無駄だった。au 解約と同時に解除されてしまうからだ。Apple のハードウェアなのだから，au とは関係がないはずだと考えていたが，これが違っていた。「携帯端末として『生きている』ハードウェア」に対するケアという説明だった。au を解約すれば，その端末は『死んでいる』とみなされるというのだ。しかし待てよ，MNP 転出で他社と契約するのは回線であって，そのハードウェアを捨てることではない。となると，使っているハードウェアであるにも関わらず『死んでいる』端末ということで矛盾する。…と思ったが，au iPhone は SIM ロックであることに気がついた。したがって au でなくなる時点でその iPhone は携帯電話として使えないということであり，「死んでいる」は妥当ということになる。ぐぬぬ。

いろいろあったがようやく MNP 予約番号を手に入れることができたのだった。疲れた。