nlog(n)

So-net (ACCA) に接続するのに ADSL モデム Aterm WD701CV(C)S を試したんだが，失敗に終わった。残念すぐる。

昨年辺りから特に ADSL モデムの調子が悪くなってきた (nlog(n): ADSL モデム FA11-M2 の調子が悪い)。購入は 2006 年なので 8 年前になる (nlog(n): ADSL モデム FA11-M2 を設置)。

接続環境は So-net ADSL (ACCA) 12 Mbps コース。

このモデム FA11-M2 は買い取り品である。交換するのにヤフオクを見てみたが，同型製品の出品がない。そこで，速度は違うものの，接続に成功していた NEC アクセステクニカ製の製品を試してみることにした。当時の接続は So-net ADSL (ACCA) 3 Mbps コースで，製品は Aterm WD734GV だった (nlog(n): 新しい ADSL モデム Aterm WD734GV が届いたが，nlog(n): ようやく常時接続環境が復旧)。

ヤフオクで「So-net で接続できていた」という Aterm WD701CV(C)S を1500円で競り落とした。しかし，接続は失敗に終わった。

FA11-M2 と Aterm WD701CV(C)S の比較

スプリッタ

FA11-M2 はスプリッタが別になっているので，壁にある電話のモジュラー口からまずスプリッタに接続し，そこからモデムと電話に分岐する形になっている。

Aterm WD701CV はスプリッタを内臓しているので，壁からのモジュラーケーブルをモデムに接続して，そこから電話機をつなげる。スペックは公開されている (スペック：Aterm WD701C｜イー・アクセス)。

設定

接続に成功している FA11-M2 と，失敗してしまう Aterm WD701CV(C)S の設定を以下にまとめておく。設定値に関しては，So-net のサイトに公開されているものを参考にした (So-net 会員サポート | So-net ADSL (ACCA) のオートマ設定機能対応モデムの手動設定設定方法 (富士通 FA11-M2 / FLASHWAVE 2040 M1))。実際，FA11-M2 ではその設定で接続できている。

機種名		FA11-M2	Aterm WD701CV(C)S
設定		初期値	設定値	初期値
伝送方式	オペレーションモード	G.992.1 Annex.C(XOL)	ITU-T 992.1(G.dmt)/G.992.2(G.lite)Annex C ITU-T 992.1(G.dmt) Annex I/g.adsl2+
接続タイプ	動作モード	PPPoE	PPPoE	PPPoA
	カプセリング方式	LLC	LLC	VC
PVC	VPI	0	0	0
	VCI	35	35	32
接続先設定	認証時の暗号化	自動	自動	自動
ステータス		接続成功	接続失敗	接続失敗

WD701CV の LED 表示を確認すると，ADSL ランプが遅い点滅と速い点滅を繰り返すようになっていた。点灯すれば成功なのだが，そうならないので，ADSL のリンクが確立されていないということになる (Aterm Support Information | WD701CV | 各部名称)。PPP の認証まで行けていないのである。

おわりに

ショックでかい。Aterm WD701CV の情報がイー・アクセスのサイトにあるし，イー・アクセスは ACCA を買収したから (旧株式会社アッカ・ネットワークスのページTOP)，大丈夫だろうと思ったのだが，回線としては ACCA のものを使っているということのようだ。モデムは中古なので，モデムそのものに原因があるのか，回線との相性なのかは切り分けができない。それにしても， Aterm WD701CV には (C)・(F)・(J)・(K)・(T)・(X) の種類があって，さらにその後に「L」か「S」がつくので，もはや何種類あるのかも分からない (Aterm Support Information | WD700シリーズ - 機能詳細ガイド)。この種類の多さは，デフォルト値の違いからきているのだろうと勝手に推測していたのだが，どうもそうでもないらしい。よく分からない。

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Posted by n at 2014-05-04 18:12 | Edit | Comments (2) | Trackback(0)