DynDNS Free が5月7日でついに廃止になり,有料版のみになってしまう。そのお知らせは1か月前に来た。どうしようか悩んだ末,Dyn Remote Access (DynDNS Pro の新名称) を契約した。料金は今なら 25% 引きになる。
DynDNS Free が5月7日で廃止になり,有料版の DynDNS Pro のみになるというメールがちょうど1か月前に届いた。このブログのドメインは DynDNS のサービスを使っている。思い起こせば10年前,このブログの最初の投稿は DynDNS に登録したという記事だった (nlog(n): ダイナミック DNS に登録)。
この10年間でダイナミック DNS サービスの多くが姿を消した。生き残っている大手には,No-IP と DynDNS がある。しかし,DynDNS はついに有料版のみになる。有料版になる前に,DynDNS はまず無料版で登録できるホストの数を5個から2個にし,ドメインの種類を減らし,さらに最近では1か月に1度のログインを求めるようになっていた (nlog(n): Dyn.com への自動ログインを Zabbix で)。DynDNS 無料版のサービス縮小については DynDNSの変遷 | Masashi Blog が詳しい。No-IP にはまだ無料版が残っているが,登録できるホスト名の数は少なくなり,ワイルドカードも使えなくなるなどの変更があった。どこもキビシイようだ。
DynDNS に見切りをつけて捨ててしまおうかとも思ったが,細々でありながらも10年続いているブログのドメインを変更するのはもったいない気もする。特に,外部からのリンクが途切れてしまうのが残念だ。リダイレクトしてしのぐという手もあるが,リダイレクトするにしてもドメインの維持は必要で,もしそうであればもともとリダイレクトする意味もないということで,DynDNS Pro (または VIP) に契約することにした。
契約年数には1年,2年,5年があり今なら 25% 引きである。料金は以下の通り。
契約年数 | 通常料金 | 25% 割引額 | 割引後金額 |
1年 | $25.00 | $6.25 | $18.75 |
2年 | $40.00 | $10.00 | $30.00 |
5年 | $90.00 | $22.50 | $67.50 |
契約したのは2年のコース。2年間で3000円なら,まあいいかと。ぎりぎりまで引き伸ばすのであれば,今から2週間のお試しコースを申し込んで14日後に正式に契約するという方法があるが,面倒なのでお試しなしで直接 VIP に申し込んだ。無料版と有料版では登録できるホスト名の数なども違う (Free vs. VIP)。「DynDNS Pro」は古い名称で,「Remote Access」が現在の正式名称である (Remote Access - Dyn)。分かりにくい気もするが,「DynDNS Free」がなくなるため「Pro」という区別は不要になるが,何かしらの呼び名が必要になるので呼称を変えたのかもしれない。
手続き時の注意としては,自動更新に関することがある。「自動更新する」にしてしまうと,契約の切れる15日前に自動的に更新されてしまい,当然ながら料金も発生する。自動更新の目的は,「うっかり失効」を防ぐことだが,私の場合は「うっかり支払」を防ぎたいので自動更新をしない方にチェックした。
☑ I do not want my services to be renewed when they are expiring.
更新するかについてはよく考えてからにしたいからだ。
このサイトは,No-IP 無料版のドメインも持っている。Dyn.com ドメインで接続できないときの保険である。
2016年3月1日追記:
値上がりしてしまいました (nlog(n): Dyn から更新のお知らせが届いたんだが)。
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