お世話になった先生がなくなり,告別式に出席した。
大学時代にゼミでお世話になった先生が亡くなった。亡くなった当日に奥様から連絡があった。
お世話になったのはかれこれ四半世紀前になる。もう結構なお年であり,いつかは亡くなってしまうというのは当たり前の話なのではあるが,やはり寂しいものである。亡くなる前に一度お会いしたかったと思う。今年の春くらいに仲間で会いに行こうという話になっていたのだが,気候のよい3月は,同時に自分たちの仕事も忙しい時期でもあり,すっかり忘れていたままになっていた。
何年か前に,同期の仲間と大学の跡地を見て回った。そのときの写真をお送りしたところ,喜んでくださった。それはよかったが,他にも何かできたのではないかと思うと,残念でならない。
学生時代,先生に憧れた私は,ヒゲの生やし方を真似たり,字のクセを真似してみたりした。ヒゲは剃ってしまったが,字のクセだけは今も残っている。
告別式の日には雨が降っていた。アメリカの諺{ことわざ}に「雨に降られる死者は幸いなり Blessed are the dead that the rain rains on.」というのがあるそうだ。冷たい雨が,残された私たちの思いも一緒に流してくれればいいのに。
Posted by n at 2014-12-11 22:41 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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