グラフ描画ツール gunplot を MacPorts でインストールする。古いバージョンはアプリ版で。
gnuplot は GNU プロジェクトは関係がないがフリーのグラフ描画ツールである (MacWiki - gnuplot)。
学生の頃は Unix 版,その後は Windows 版にお世話になってきている (nlog(n): gnuplot のマーカ,nlog(n): クリップボード経由のコピーが修正された gnuplot 4.2.5)。
今回は Mac に MacPorts でインストールすることにした。
動作環境は,Mac OS X 10.11.3 El Capitan, Xcode 7.2.1, MacPorts 2.3.4, XQuartz 2.7.8, gnuplot 5.0.3 である。XQuartz は Inkscape のときに導入済み (nlog(n): Inkscape を El Capitan にインストール)。
gnuplot のインストールはコマンド一発である。
これで完了である。
インストールが上手くいかないときは,ProblemHotlist – MacPorts を見ると解決できることが多い。
Mac 版の gnuplot はデフォルトの出力先が AquaTerm (Mac OS X graphics terminal) なので,MacPorts はまずこれをインストールしようとする。インストールが失敗するときは gnuplot導入 - Weblog13 あたりが参考になる。
gnuplot の最新版は gnuplot 5.0.3 だが,古いコマンドが捨てられてしまったため,昔作ったファイルで描画しようとするとエラーになる。もちろん,新しいコマンドは書式が違うだけだから書き換えれば動作するのだが,いちいち書き換えるのは面倒。そこで,Windows 版で使っていた gnuplot 4.2 を MacPorts でインストールしようとしたのだが,上手く行かなかった。旧バージョンのインストール方法は howto/InstallingOlderPort – MacPorts にある通りで,gnuplot は math カテゴリの中にある (trunk/dports/math/gnuplot (ログ) – MacPorts)。
そこで,アプリ版として出来上がっている gnuplot-4.2.5-i386.dmg をもらってきてインストールした (Install Gnuplot on Mac OS X | miscellaneous.debris)。アプリケーションフォルダにインストールするので,MacPorts 版を上書きしてしまうことはない。
起動は,MacPorts 版はターミナルから,アプリ版は GUI から行うことになる。
gnuplot のデフォルトの出力先は「aqua」で,グラフは美しいのだが拡大縮小ができないのが難点。「X」に切り替えると,拡大縮小,3D 描画したときに動的に回転させたりすることができる。これは Windows 版でもできる。
ターミナルの切り替えは terminal を切り替えるだけ。
「x11」の代わりに「X」と入力してもよい。出力ターミナルを切り替えると XQuartz が後ろで起動する。
Posted by n at 2016-02-28 21:42 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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