Mac で IrfanView を使いたい。しかし VirtualBox をいちいち起動するのは手間。そんなときは WineBottler で。
IrfanView は軽量で多機能な画像表示ソフトウェアである。とても使い勝手がよいのだが,残念なことに Windows 版しかない。Mac 版の開発予定はない。
私が IrfanView を使うのは,画像表示のためではなくトリミングするためである。800x600 や 640x480 の大きさに切り取ったり,画面全体のキャプチャから目的のウィンドウだけを切り抜いたりするのに便利なのだ。矩形で範囲選択した後,その矩形の各辺を移動することができ,さらにウィンドウサイズがタイトルバーに表示されるからである。
Mac で IrfanView を使うのに,これまでいちいち VirtualBox を起動していた。しかし,あまりに大げさ。起動時間もかかるし,Mac と Windows の間のファイルのやり取りも必要。そんなときには Windows 用ソフトウェアを Mac で動作させる WineBottler を使うとよい。
Windows アプリケーションを他のプラットフォーム (Linux, BSD, Solaris, Mac OS X) で動作させるためのソフトウェアに Wine がある。WineBottler は Wine ベースのアプリケーションで,Windows プログラムを Mac の単体アプリケーションとしてパックしてくれる優れものである。
動作環境は,Mac OS X 10.11.3 El Capitan, WineBottler 1.8-rc4 である。
WineBotter をダウンロードして起動すると,登録可能なアプリケーションがすでにプリセットされている。IrfanView もこの中にあり,「Install」ボタンをクリックするだけでインストールが完了する。
インストールされたのは IrfanView 4.38 だった。最新版は IrfanView 4.42 だから,若干古いが全く問題はない。上の画像はバージョンを表示させているところである。コピーやペーストのキー操作は,Control-C, Control-V ではなく,Mac アプリケーションのように Command-C, Command-V になっているのもいい。
WineBottler は変換アプリケーションなので,WineBottler を使って Mac アプリ化してしまえば,その後は WineBottler の起動は不要になる。直接 IrfanView を起動するだけでよい。
Posted by n at 2016-03-20 00:28 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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