Mac のデータをバックアップするために 3 TB のハードディスクを購入した。
先日, Mac が起動しなくなり,修理に持って行ったら,「ハードディスクの中のデータは保証されません。最悪の場合再インストールとなります」と言われて真っ青になったので,バックアップをとることにした (幸いにしてデータは無事だった)。
バックアップに使うのは,「アイオーデータ HDC-LA3.0」で,USB 2.0/3.0 対応,3 TB の外付けハードディスクである。MacBook Pro は USB 3.0 なので (MacBook Pro (13-inch, Mid 2012) - 技術仕様),データ転送も高速なはず。
Mac で動作するバックアッププログラムは Time Machine である (Time Machine で Mac をバックアップまたは復元する方法 - Apple サポート)。Time Machine は最初にフルバックアップを行うが,以降は変更があったファイルだけバックアップを行うことになるので,バックアップにかかる時間もディスク容量も少なくて済む。しかも,一旦設定してしまえばユーザが意識的にバックアップをする必要はなく,自動的に1時間おきに動作してくれる。ネットワーク上のディスクにもバックアップができるようなので,この外付けディスクを自宅の Linux サーバに接続すればウハウハになるはずである。それはいずれするとして。
ところが,ハードディスクが 3 TB と大容量のためか,すんなりとはいかなかった。しかし,繰り返すうちに正しく認識するという謎の動作をした。
動作環境は MacBook Pro, Mac OS X 10.11.4 El Capitan, Time Machine 10.9, Disk Utility 15.0 である。
ハードディスクを MacBook Pro に接続して Time Machie を起動すると,次のウィンドウが表示される。
「バックアップディスク "HDCL-UT" を消去してもよろしいですか?消去すると、ディスク上のすべての情報が破棄されます。この操作は取り消せません。」となる。「消去」ボタンをクリック。
しかし,残念な表示がされてしまった。「Time Machine バックアップディスク "HDCL-UT" の準備中にエラーが起きました。」ディスク容量が不足しているらしい。新品で,しかも中身を消去しているにも関わらず,容量不足とかどういうこと?
そこで,ディスクユーティリティでどうなっているのか見てみることにした。ハードディスクは OS X 拡張フォーマットがなされており,「名称未設定」という名前がついていて,変更ができない。そしてディスク全体が黄色,つまり「その他」のデータ形式で使用済みになっている。
詳細情報を見るために,情報の「i」ボタンをクリックするとウィンドウが表示された。確かに「空き領域は0」になっている。
明確な対処方法はないのだが,ディスクユーティリティでディスクを消去したり,外して再接続したりするのを3回くらい繰り返しているうちに,正しく認識するようになってしまった。
フォーマットは FAT の後継規格である exFAT を選択した。Microsoft が開発したフォーマットなので,Windows でも使える。FAT32 の最大ファイルサイズは 4 GB だったが,exFAT の最大ファイルサイズは 16 EB (エクサバイト) で,テラバイトの1000倍の1000倍なので実質上無制限。
Time Machine でディスクを選択したところ,バックアップが始まった。ただ,悲しいことにディスクの名称が「Time Machin」になってしまっている。名称は最大11文字という制限があったのだ (Disk Utility 12.x: Windows コンピュータ用にディスクをフォーマットする)。ディスク名称は後からでも変えられるので,スペースを取り除いて「TimeMachine」にした方がいい。
容量が 3 TB のディスクは,消去とフォーマットを何回か繰り返すと使えるようになる。Mac でつけられるディスク名称の最大は11文字なので,名称は「TimeMachine」がオススメ。
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