今年もカーテン状にはならなかったが,植物のすごさを改めて実感した。
去年のグリーンカーテンがあまりにもしょぼかったので,今年は種を蒔かずに放置していたら芽が出てきた (nlog(n): 去年のヘチマが芽を出した)。
今年も「カーテン状」にはならなかったものの,作った網の先端まで茎が伸びた。長く伸びたのが2本あったが,つけた花はどちらも雄花だったようで,実になることはなかった。
栄養となったのは,カメの水換えをしたときに出る臭い水である。カメの水は,下水に流してしまえば単なる汚水でしかないが,植木鉢に流せば植物の栄養となるのだ。小学校のときから習って知っていることでも,目の前でヘチマが伸びていくのを見ると,改めてすごいことだと思う。カメの糞でヘチマ。そう考えると,植物というのは「糞→果実」の変換器になっている。「糞」は捨てるしかないが「果実」は使えるものになっているのだ。変換に時間はかかるが,高性能である。驚くべきシステムだ (nlog(n): 恐怖さえ感じる植物の生存戦略)。植物は,枯れた自身の葉も次の年の栄養とする戦略をとっている。捨ててしまうのは人間の都合である (nlog(n): 落ち葉がゴミになっていく)。
9月になってからフウセンカズラが芽を出したが,これはいくらなんでも遅すぎである。
さすがに今年は去年のすべての種が芽を出しただろう。花は咲いたが実はつかなかったので種はできていない。来年はどうするか。
Posted by n at 2016-11-04 17:43 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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