ハワイ出張のためにスーツケースを購入した。スーツケースの選び方についてまとめておく。
これまで何度か海外旅行をしているが,スーツケースを使ったことがない。スーツケースを持っていないのだ。バックパックに荷物を詰め込めば十分だったからだ。しかし,今回のハワイ出張はスーツ持参。荷物を最小限にするなら,スーツで行ってスーツのまま帰ってくるという方法がある。しかし,それだとスーツを汚したら替えがないし,第一,ハワイであるからアロハシャツが正装というくらいカジュアルなのである。スーツを持っていくとすると,ジャケット,ズボン,ネクタイ,ワイシャツ,それに靴が必要になる。
スーツを持っていくなら,その名を関したスーツケースがいいのだろうということで,新規購入することにした。
あのガラガラと引きずって歩く大きなスーツケースを,これまでは「うるさいし,邪魔」と思って,どちらかというと白い目で見ていたが,今回は白い目で見られる側になることが確定してしまった。
スーツケースで評価が高いメーカーは,ドイツの RIMOWA (リモワ) とアメリカの Samsonite (サムソナイト) である。堅牢であり軽いというのが特徴だ。しかし,どちらもそれなりの値段がする。頻繁に海外旅行するというのでなければ,レンタルという手もある。
レンタルであれば,購入するよりは安いし,返してしまえば部屋のスペースを占有するということもなく合理的である。しかし,たった一週間レンタルでも安いスーツケースくらいの値段はかかってしまうという難点が。ぐぬぬぬぬ。ケースとは関係ないが,サムソナイトの公式 Web サイトは右クリックが禁止されていて最悪である。
スーツケースの選び方としては,丈夫で軽いことが重要な条件になる。丈夫であるということは,中に入れたものにダメージがないということは当たり前で,中身の盗難の防止やスーツケース本体の壊れ難さでもある。
例えば,ハードケースの場合には,ジッパーで止める「ファスナータイプ」と,バックルで止める「フレームタイプ」の2種類がある。ファスナータイプは,布が破れる可能性があるが,破れは部分的になるため全体が閉まらなくなるということはない。ただし,悪意を持った人が故意に刃物を使った場合は,ケースが壊されて中身を盗まれる危険性がある。フレームタイプは,鍵をかけてしまえばバックルが壊される可能性はないものの,バックル自体が弱い場合には,輸送の途中で中身がブチまかってしまう危険性がある。たまにバンドを巻いたスーツケースを見かけることがあるが,あれにはちゃんと意味があって,バックル故障の際のブチまかり防止のためなのだ。
大きさとしては,旅行の日程がおおまかな目安になる。注意が必要なのは,あまり大きなものにすると,飛行機に乗せるのに超過料金をとられることがあるということである。ANA の場合は,キャスターと持ち手を含んだ,縦・横・高さの合計の長さが 158 cm 以下であることが条件となっている (手荷物[国際線]|ご旅行の準備[国際線]|ANA)。158 cm 以下を預かり料無料としている航空会社は,ユナイテッド航空,デルタ航空,大韓航空,アシアナ航空,中華航空,エールフランス航空,アエロフロート航空などがある。容量は 90 リットル程度になる。
大きさではなく重さにも制限があるので,スーツケースの重さも重要なポイントである。軽ければ持ち運びが楽なだけでなく,中身の重さをあまり心配しなくてもよいという利点もあるのだ。ANA の場合は,エコノミークラスだと 23 kg まで,ファーストクラスでは 32 kg までとなっている。23 kg や 32 kg というのは中途半端な重さのような気がするが,ポンドに直せば 50 ポンド,70 ポンドとなり,キリの良い数値になっている。
大きさ制限,重さ制限,個数制限は,航空会社やクラスによって違ってくるので,注意が必要である。無難なのは,「軽量で大きさ 158 cm 以内」というものである。メーカーも当然これを意識しているので,「158 cm 以内」は謳い文句になっていることが多い。158 cm もこれまたキリが悪いが,こちらは約 5 フィート 2 インチで,アメリカ式でもキリがよくならない。ちなみに12インチで1フィートになるとか難解な単位である。
キャビン・アテンダントが,よくセミハードタイプのケースを使っているのを見かける。セミハードタイプの利点は,ポケットがついていることだ。手荷物が極小の場合,ケースのポケットは便利に使えるのだ。ハードケースは全体をガバッと開けなければならないので使い勝手が悪いのである。機内持ち込みのバッグにある程度の大きさがあるのなら,ケースのポケットはなくてもよい。
行き先がアメリカの場合,スーツケースにはさらに「TSAロックであること」という条件がつく。TSA とはアメリカ運輸保安局 (Transportation Security Administration) のことで,TSA ロックとは,TSA 職員が解錠できる鍵であることを意味する (TSAロック - Wikipedia)。非対応で解錠できない場合,最悪は壊される可能性もある。ただし,TSA ロックは「絶対条件」ではない。非対応のケースの場合は鍵をかけずに預ければいいだけである。
TSA ロックであることは,見た目ですぐに分かるように,赤いひし形 (Travel Sentry) か赤いタイマツ (SafeSkies) が目印となっている。赤い菱形が断然多い。
デパートや家電量販店のスーツケースコーナーを見て回ったところ,手頃なものは1万円前後から3万円前後であることが分かった。なんとか1万円以内に抑えたいので,セカンドハンズ (要するに中古屋) を回ってみた。よさそうな3千円のものを見つけたので,翌日に買おうと思って行ってみたが無くなっていた! 中古品は一品物なので,購入のタイミングが難しいのである。よさげなものは,あっという間に売れていくのだ。だからといって,焦って買うと失敗するから難しいところだ。
何店舗か見て回った末,ハードオフで sunco の 72 cm というタイプのものを見つけた (3辺合計は 157 cm)。「極軽」と書いてある。外側は多少キズがあるが,中は綺麗に使ってあるもので,お値段は 6480 円。比較的お手頃で入手することができた。ベルトも欲しかったが,生憎{あいにく}売り切れ。ベルトを巻くのは諦めて,閉まらなくなってしまったときは養生テープで代用することにした。
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