パスポートの取得と,アメリカ短期滞在のための ESTA の申請を行った。特に問題がなければ ESTA は即時発行される。
今月の末からハワイに行くことになっている。久しぶりの海外旅行になる。先日申請したパスポートを取りに行った。
パスポート申請に必要なのは,申請書,戸籍抄本1通,写真1葉,本人確認のための運転免許証,前回取得したパスポート。埼玉県在住の場合,住民票は不要である (期限切れのパスポートをお持ちの方 - パスポートセンター)。
申請書には署名 (サイン) が必要である。署名は一発勝負になる。これが難しい。漢字であれば,どんなに丁寧に書こうが雑に書こうが他人の筆跡と見分ける自信があるが,素早く書きたいということもあって横文字の筆記体とすることにした。問題は,書く速さによって文字の「雑さ」が違ってくることである。パスポートに書くからといってゆっくり書くと,いつもの雑な筆跡と筆跡が違ってきてしまうし,素早く書くと暴れてしまい枠からはみ出す危険がある。そのため「署名を練習する」という謎の特訓を事前にやったりした (笑)。しかしながら,結局のところ,パスポート申請には「ゆっくり丁寧に書く」ことになり,普段の筆跡とは違うことになってしまった。
写真はカメラのキタムラで撮ってもらった。やけに顔がデカいような気がする。2006年3月20日から写真の規格が変わったとのこと (外務省: IC旅券FAQ(よくある質問))。
戸籍については,謄本でも抄本でもよい。謄本は家族全員分のことで,抄本は抜き出したもの。パスポートを取得する人の分だけでよいので,本人のみの抄本とした。
前回取得したパスポートが見つからずに困ったが,期限切れの場合は必須ではない。申請する際に,前回の取得年を聞かれる。1999年だと思うと言うと,確認のために FAX でやり取りをした後,1994年だったとのこと。
パスポートの申請と受取は,市役所の出張所で行うことができる。申請してから受取までの期間は1週間。受取の際には,申請時に渡される引換証と,印紙である。埼玉県収入証紙は出張所の窓口で購入することができて2000円 (収入証紙の販売場所一覧 - 埼玉県)。有効期間5年のパスポートの収入印紙は9000円である (手数料一覧 - パスポートセンター)。収入印紙は郵便局で購入する。パスポートの受取は日曜日でもできるが,郵便局は日曜日にはやっていないので,日曜日に受け取りたい場合は平日に収入印紙を購入しておく必要がある。
受け取ったパスポートは,5年用だと表紙は黒。冊子の中央部分に固い板が入っていて,そこに IC チップが埋め込まれている。IC パスポートになったのは2006年だそうだ (外務省: 平成18年3月20日からIC旅券(パスポート)の申請受付を開始します)。
ESTA とは Electronic System for Travel Authorization の頭文字語で 電子渡航認証システム - Wikipedia のことである。アメリカ短期滞在 (90日以下) のためのビザ免除プログラムの一部で,2009年から義務化され,2016年4月からは IC パスポートが必須となった (ESTA(エスタ)申請 | 在日米国大使館・領事館)。申請時には,パスポート番号とクレジットカードが必要。クレジットカードの代わりに PayPal も使える。
申請は Official ESTA Application Website, U.S. Customs and Border Protection から行うことができ,申請料金 US$14 をクレジットカードで支払う。本人が直接申請し,特に問題がなければ,数分後には認証がおりる。アメリカの手続きのオンライン化,電子化,効率化は徹底している。便利になったものだ。
Posted by n at 2016-11-16 22:24 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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