今回のハワイ旅行では,Airbnb を使ってコンドミニアムを予約した。しかし,コレジャナイ感が半端ない宿だった。
今回の旅行では,最近話題の Airbnb を使ってコンドミニアムを予約して宿泊することにした。ワイキキのホテルは高いからである。Airbnb は,「民泊」をコーディネートするサイトである。私が Airbnb を利用しようと思ったのは,カナダ出身の女性 Micaela ミカエラ - YouTube さんが利用しているのを YouTube で見たからである。
「民家を貸してくれるなら,ホテルとの違いは食事だけじゃないか。食事を自分で用意すればいいだけなので,安いに越したことはない」と思って,1泊8000円のコンドミニアムを予約したのである。
「bnb」というのは,B&B,すなわち,懐かしいお笑いコンビのことではなく,Bead and Breakfast のことである (ベッド・アンド・ブレックファスト - Wikipedia)。
部屋の鍵は,建物の外の,暗証番号でロックされている箱の中に入っていた。その鍵を使って部屋に入ってみると,誰かが住んでいる雰囲気がまんまんにするのである。というより,ちょっと前まで誰かがいた気配がするのだ。他人の家に忍び込んだ気さえする。キッチンがあるのは,Airbnb 情報の通り。しかし,問題は冷蔵庫にも大量に食材が入っているのである。これはどうもおかしい。Airbnb では,次のことを条件としてチェック項目とした。
急いでホストに確認のメールを出した「誰か住んでいるのですか?」と。しばらくすると返事が来て「No.」とのこと。やりとりは英語である。
疲れを感じたのでベッドで眠っていると,夕方にガタゴトと音がする。「だ,だれか帰ってきた! やっぱり誰か住んでる!」恐る恐るドアを開けてみると「Hi!」とな。「ハーイ!」じゃねぇよ。あんた誰と聞いてみると,それがこのコンドミニアムのホストだった。ご夫婦で住んでいて,その奥さんである。
要するに,今回の「民泊」は「部屋貸し」だったのだ。確かにキッチンはついているが,それはホストファミリーと共用。トイレと一体になったバスルームは専用のものだったが,予想と大きく違ったのは,入口とリビングとキッチンは共用だったことである。ベッドルームの入口は引き戸で,リビングのテレビの音が聞こえてくるし,ほぼプライベートはなし。ホームステイというのが,恐らくこんな感じだろう。
話し好きの奥様で,話の相手をしていれば英語会話力の向上が見込まれるが,そうじゃない。あちらのテレビの音が聞こえるということは,こっちでプレゼンの発表練習する声も丸聞こえということではないか。
安いのには理由があった。
コンドミニアムと言えば,分譲式マンションを指すものである。確かにマンションである。私はウィークリーマンションのようなものを想像していた。マンションの一式をまるごと貸してくれるというものである。オーナーはいくつも部屋を持っていて,賃料を稼いでいると思っていた。しかし,実際はベッドルームとバスルーム以外は共用だった。次にまた Airbnb で予約するとしても,「ホストと共用部分がない」部屋を探せる気がしない。
いまさらどうすることもできない。乗り切るしかないのだった。日本から安い袋菓子をネタで持ってきていたのはよかった。会話のネタにはなった。ホストとは仲良くしておくに限るからだ。
Posted by n at 2016-11-28 20:39 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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