Amazon.com が独自の検索サービス「A9.com」を正式に開始した。この「A9」という名前が気になる。責任者のインタビューによれば、「Algorithm」が 9 文字であるところからとっているとのこと。それならば「A8」がいいような気もするが…。
Amazon.com (Amazon.co.jp)が独自のエンジンを使った検索サービス「A9.com」を正式に開始した(アマゾン、ウェブ検索ツール「A9」を正式リリース - CNET Japan)。4月中旬からはベータ版が公開されていた(アマゾン、ウェブ検索ツール「A9」ベータ版をひそかに公開 - CNET Japan)。
アクセスしてみると、右上に Hello に続いて、自分の名前が表示されたので驚いた。Amazon.com のクッキーを使っているというので、当然のことではある。検索した用語が画面上に残っていくのはあまり嬉しくない。Amazon.co.jp で「チェックした商品の履歴」が表示されるのもあまり好きではない。「調べるもの全てが買いたいものではない」からである。
気になるのは「A9」という名前である。ロゴが似ているので、「Amazon.com」に由来しているように見える。「Amazon」の 6 文字に「com」の 3 文字で合計 9 文字か? しかし、そうだとすると「com」がダブるので計算が合わない。気になったので調べてみると、責任者の Udi Manber 氏のインタビューの中に出ていた。John Battelle's Searchblog: Interview with A9's Manber up on B2.0
A9 -- the name stands for the nine letters in the word "algorithm" -- is a significant evolution.
「A9」という名前は、「algorithm」が 9 文字であることに由来するとある。
よく見かける略記は「i18n」などである(nlog(n): C10K 問題?)。
「I18N」は国際化を意味する「Internationalisation」の略語。最初の「I」と最後の「N」の間に18文字あるので、これを無理やり「18」で表現するというもの。同様に、「M17N」は「Multilingualization」、「L10N」は「Localization」の意味。
この方法にしたがうと、「algorithm」は「a」の後に 8 文字が続くことになるので「A8」、あるいは「a」と「m」の間に 7 文字あるので「A7M」という名前になりそうな話ではあるが…。どちらもすでに登録済みであった。
ドメイン名「a9.com」の登録は1999年9月7日となっている。
Posted by n at 2004-09-16 22:24 | Edit | Comments (2) | Trackback(0)
Master Archive Index
Total Entry Count: 1957
はじめまして、hirazon と申します。
早速ですが、mixi で「A9」のコミュニティ管理人をしています(参加者はまだ私1人だけですが)。
「A9」関連の記事紹介として、こちらの記事をご紹介させていただきましたので、お知らせいたしました。
「A9」は日本ではまだ知名度が低いですが、将来性に期待しています。
mixi では「hirazon」の名前でいます。
また、キーワードに関するブログをやっていますので、よろしければ、ご覧になってください。
Posted by: hirazon at September 20, 2006 23:46hirazonさん
Posted by: n at September 21, 2006 23:57mixiに入ったらお伺いします :P