DOS の時代にとても重宝したファイラ「FD」の作者が亡くなったそうだ。FD は作業効率アップのための必須アイテムだった。
Windows 以前,DOS の時代に必ずパソコンにインストールされていたファイラ「FD」の作者出射厚氏が亡くなられたことを知った(スラッシュドット ジャパン | DOS時代のファイラー“FD”作者、出射厚氏逝去の報)。Windows 版 FD である「WinFD」の作者のページ WinFD Home Page によれば,亡くなられたのは2004年11月7日とのこと。
DOS 時代,パソコンをセットアップすると,「エコロジー」がインストールされていることが多かった。エコロジーは使いやすいとはいえなかったので起動しないようにして,代わりに FD を起動するようにするのが定番だった。エディタは MIFES を使うことが多かった。FD は,ファイルとディレクトリをソートした後,そのソートした情報を書き込めるというのが気持ちよかった。多くの機能を備え,軽快に動いて,しかもフリーというのは有難かった。
FD はシンプルな画面構成で操作性に優れており,その後に出てきたファイラも似たような構成をとっていた。FD 以降のファイラとしては Filmtn がある。「ファイルメンテ」と読んでいたが,説明には「フィルメンテ」とある(知らなかった)。エディタは MIFES 派と Vz 派がいた。私は Vz をよく使っていた。
Windows 時代になって,私はファイラを使わなくなってしまったが,FD や FILMTN の流れをくむソフトはシェアウェアとして開発が続いている。2005年10月現在の価格は以下の通りとなっている。
DOS 版 |
Windows 版 |
FD for DOS/V フリーソフト |
WinFD for Windows シェアウェア (1680円) |
FILMTN for DOS/V フリーソフト |
WinFM2000 シェアウェア (1995円) |
今回の記事も前回の nlog(n): 秋保温泉と FTP サーバ についで思い出モードに入っているのだった。
Posted by n at 2005-10-09 15:24 | Edit | Comments (1) | Trackback(0)
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先日、出先でMIFESを触る機会があったのですが、かなり使い込んでいたエディタなのに、暫く使っていなかったら、全く覚えていないことが発覚。viでもそうでした。どちらも、私の周囲の人には誰にも負けない位使い込んでいたのに...。
Posted by: polluces at October 11, 2005 18:10