春分の日と秋分の日は昼と夜の長さが同じになる。ただし,太陽が見えている時間という意味では昼の方が長い。太陽が昇る方角はバカボンの歌で無理やり思い出す。
今日は春分の日。東京では桜の開花宣言もされた。平年より7日早く,昨年より10日早いという。いよいよ春である。
春分 - Wikipedia によれば,春分の日の天文学での定義は次のようになっている。
天文学では、太陽が春分点を通過した瞬間、すなわち太陽の視黄経が0度となった瞬間を春分と定義する。
厳密に言うと何やら難しいが,「太陽が赤道の真上にある日」というのが直観的には分かりやすい。したがって,春分の日は世界的にも春分の日なのである(日付変更線の影響で1日違う地域もある)。
一般に,春分の日と秋分の日は昼と夜の長さが同じになると言われる。これは上の図のように,太陽の中心が水平線上を通過する時刻の間が等しくなるということである。
日が昇るとき,太陽の中心が水平線上に来たときは,すでに太陽は半分見えている。つまり,日の出から太陽半個分過ぎていることになる。
日の出の時刻というのは,太陽が水平線からチラッと見えはじめる時刻を言う。同様に,日の入りは太陽が全部見えなくなる時刻。そして,昼間というのは日の出から日の入りまでを言うのが一般的である。したがって,春分の日の昼間の長さは,日の出の時に太陽半個分,日の入りの時に太陽半個分の,合計太陽1個分だけ夜よりも長くなるのである(物理的な太陽1個分の大きさは地球の109倍 (太陽・地球・月))。さらに空気による光の屈折や自分のいる位置を考慮すると,昼はもっと長くなるそうだ(春分の日の昼夜の長さについて)。
さて,私は子どもの頃,太陽は東と西のどちらから昇るのか,答えることができるのにも関わらず時間がかかった。なぜかというと,歌を歌わなければならなかったからである。歌うのは元祖天才バカボンのオープニング曲で,思い出すプロセスは次の通り。
これでやっと答にたどりつけた。時間がかかるわけである。中学生になると,これを次の理論(理屈?)で補強した。バカボンのパパの歌ではあまりにもいい加減だと思ったからである。キーワードは「偏西風」と「地球の自転」。
やはり長いのであった。
バカボンのパパは41歳である。気がつけば私も同い年。41歳の春だから〜♪になってしまった。腹巻をして,鼻毛を伸ばさなければならないか(平成天才バカボン(キャラクター) - ぴえろ)。
赤塚不二夫のマンガ「天才バカボン(天才バカボン - Wikipedia)」では,タイトルにある「バカボン」は天才でないし主役でもない。主役はバカボンのパパだが,天才かというとどうだろうか。天才とバカの紙一重の紙の部分かもしれない。本当の天才はハジメちゃんだったりする。タイトルは「天才(児ハジメちゃんとその兄)バカボン(の2人兄弟のパパ)」の省略なのだろうか。謎である。
Posted by n at 2006-03-21 22:18 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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