オープンソースマガジンが2007年1月号を最後に休刊となる。すごいテクニックをもった編集者がいたらしい。
昨年2005年12月から,雑誌「UNIX USER」は「オープンソースマガジン」になった。そのオープンソースマガジンは来年2007年1月をもって休刊となる。
先月号には,一緒に「休刊のご案内」が同封されていた。来年1月号をもって休刊となることと,購読料金精算の案内である。
最近コンピュータ技術系の雑誌の休刊が続いている。BSD Magazine は 2004年6月で休刊(BSD magazine suspended publication),Linux Magazine は2005年3月をもって休刊,C magazine は2006年4月号で休刊(C MAGAZINE), INTERNET magazine は2006年5月で休刊(月刊誌インターネットマガジン休刊のご挨拶 | Impress R&D),Linux World は2007年1月号で休刊となる。残っているのは,Software Design (Software Design)と,2006年3月号から季刊になった Unix Magazine (UNIX magazine)くらいだろうか。
はまだ生き残っている。
これまで記事を書いていたライターのみなさんはどこへ行くのだろうか。編集のみなさんは?
オープンソースマガジンの休刊にあたって - sado (10) のジャーナル では,するどいテクニックを持つ編集者の話が紹介されている。
かつての著者陣の中には編集部のソファに監禁されて、泣きながら原稿を書いていた者もいたが、真の締切、裏の締切、真の裏の締切を使いこなし、後にナベシンマジックと形容される2ページの中途半端な原稿が4ページの完璧な原稿に印刷所行き直前で書き変わる素晴しい編集能力を発揮する編集者がいたのもこの編集部ならではである。(私はいつも完成させていたが。)
ぜひ見てみたいぞナベシンマジック。中途半端な原稿を持っていけばマジックが見られるわけではないよなぁ。お会いすることはできないが,ナベシン氏の名前は私の胸に深く刻まれた。
オープンソースマガジン2006年12月号の編集後記には,ナベシン氏からのメッセージが寄せられている。
本誌は次号をもって休刊となります。昨年のリニューアルから1年ほどですが,このまま継続していくのは難しいという結論に至りました。業界が活性化している中,非常に残念ですが,リニューアル以降の記事も PDF にまとめる予定ですので,見逃し記事などありましたらご覧いただければと思います。あと1号ですが,最後までお付き合いください。 (なべしん)
2006年12月号では,Firefox 2.0 が特集されている(オープンソースマガジン 2006/12 Firefox 2 特集 - えむもじら)。Firefox がキツネではなくて,ちゃんとレッサーパンダになっているのがいい(nlog(n): かってにレッサーパンダ)。
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WEB+DBプレスが売れてるみたいですね。先々月あたりの理系書籍全体の売上で2位でした。
あと、開発の現場とかエンジニアマインドとかITアーキテクトとか、上流ものっぽいのが増えてますね。純粋な技術系はネットですんじゃうんでしょうかね。
Posted by: 六 at November 16, 2006 10:33そうなんですね。コンピュータ技術系の雑誌全般がなくなっているのではなく,世代交代が起こっているだけなんですね。
最近は本屋でコンピュータ系の雑誌を読むことがなくなってしまったので,よく見えていませんでした。
Posted by: n at November 16, 2006 22:43