ギャンブルでも,仕事くらい真面目にやれば儲かるのではないかと思う。私が儲けようと思わないのは,ギャンブルに対して勤勉になれないからである。単にそれだけだ。
絵文録ことのは の松永さんは株をやらないそうだ。その理由として,次のことをあげている(株必勝法を実践してみる [絵文録ことのは]2006/10/24)。
株取引はそれ自体では何も生み出さない。誰かが儲かれば,誰かが損をする。お金をやりとりしているだけだからである。したがって,誰かが勝てば(Win),誰かが負ける(Lose)。だから,Win-Lose である。しかし,勝った人の金額の合計と負けた人の金額の合計を足し合わしてもゼロにはならないのである。足し合わすとゼロになるゲームのことを,ゼロサムゲームという。株の場合は合計するとマイナスになってしまう。マイナスサムゲームと言っているのはその意味である。マイナスになるのは,手数料がかかるからである。そして,必勝法はない。これらの性質はギャンブル一般についても言える。
私は,株については,仕事くらい時間をかけて真剣にやれば儲かるのではないかと思っている。片手間でやって儲けようとするから損をするのであって,「株だけを9時5時でやる。残業もする。勉強もする。」という意気込みであれば,収支はプラスになると思う。プラスになる金額は給料くらいかも知れないが。株に限らず,ギャンブルについても,研究を怠らず勤勉にとりくめば儲かると思う。勘だけど。
株をやって失敗するのは,「簡単に大儲け」できると思っているからである。そんなに世間は甘くない。一部のラッキーさんが話題になるだけだ。
株で大儲けした人は本を出す。それは本なら損をする心配がないからだ。確実に儲かる。証券会社は株に投資しろと勧誘する。それは手数料が確実な儲け口だからだ。取引が増えれば手数料も増える。手数料はノーリスク・ローリターンだからだ。ハイリスク・ハイリターンを期待するあまり大きな投資をしてしまい,ハイリスク・ノーリターンになってしまうような人はノータリンである。
私は遊びでギャンブルをするが(nlog(n): 中山競馬場での1日,nlog(n): 馬のスタートと同時に掃除の人もスタート),真剣にやるという気はなぜだか起こらない。勤勉になれない。そんな余裕はない。自分の人生そのものがギャンブルだからだ。
(この記事を書いたのは,実はノータリンと言いたかっただけだったりしてスマソ)
Posted by n at 2006-11-23 01:31 | Edit | Comments (4) | Trackback(0)
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(ごぶさたしてます)
Posted by: McCOCK at November 23, 2006 09:48とても勉強になったばかりか、最後の「ノータリン」でどっと抱腹、脱力させてもらいました。
「実はノータリンと言いたかっただけだったり」したこの記事によって満足を得た。
つまり、nさんは「WIN-WIN」の関係を作ったといえるのではないでしょうか。
喜んで頂けたようで何よりです。
Posted by: n at November 23, 2006 15:14McCOCKさんのリターンじゃなかったカムバックをお待ちしております。
ギャンブルを 止められる薬が発売されたら 飲む人は ギャンブルには向かないらしい・・・
適度に 楽しめる人は 止めよう!と思う必要が無いらしい・・・
忘れた頃に 収入になるから・・・ボーナスは 給料より 嬉しいらしい・・・
だから ギャンブルは楽しいらしい・・・
他人事のようだか・・・自分ごと・・・らしい・・・
Posted by: maro助 at November 26, 2006 19:43maro助 さん
Posted by: n at November 27, 2006 00:33トータルで負けていても,勝つことがあるから嬉しいんでしょうね。
実はトータルで負けているからこそ,嬉しいのかも。