印刷用表示へ切り替え 通常表示へ切り替え 更新履歴を表示 更新履歴を隠す
misc 早起き生活を続けてみて分かったこと

朝4時起きの生活を続けていて分かったことがある。就寝時刻が一定にできない日が度々あるのだ。イベントは夜にあるからである。大切なのは,起きる時間を一定にするのではなく,睡眠時間を一定にすることなのだ。

■ ■ ■

はじめに

朝4時に起きるという生活を始めて1年になる (nlog(n): 朝4時起きの生活)。それまでは,どうしても早く起きることができなかったのだが,それがまるで嘘のように早く起きられるようになった。早く起きるコツは次の3つである。

  • 中年になること
  • 早く寝ること
  • 寝坊しないこと

それがまるで嘘のように,事実これはウソである。私は40歳台で十分に中年だが,こんなことはコツでもなんでもない。おばあちゃんの知恵袋でもなければおじいちゃんの玉袋でもない。

本当は次の3つである。

  • 記録をつけること
  • 睡眠時間を守ること
  • 二度寝しないこと

以下で具体的に説明する。

一般社会人の早起き生活

記録をつける

早起きすることが生活の改善にあたるかどうかは人による。ただ,昔から「早起きは三文の徳」と言われるように,いいことは多い。早起きして三文だけ徳を積むのである。英語のことわざにも "The early bird catches the worm." (早起き鳥は虫ゲット) というのがある。ただし,調べてみると英語の場合は,「朝早く起きる」という直接的な意味ではなく,「よく準備をする」のがよいことであるとなっている (The early bird catches the worm)。

夜型の生活から朝型の生活に変える場合は,まず記録をつけることが大切である。減量にも記録が効果的らしい (レコーディング・ダイエット - Wikipedia)。記録する目的は,自分を知ることである。記録は,就寝時刻と起床時刻の両方を記録する。起床時刻を記録できるサイトもあるが (生活改善応援サイト『早起き生活』),就寝時刻が記録できないので使えない。大切なのは起床時刻を守ることではなく,睡眠時間を守ることなのである。そのためにも,就寝時刻と起床時刻を記録して,睡眠時間「実際に何時間寝ているのか」を知る必要があるのだ。

睡眠時間を守る

普通の社会人の場合,飲み会は夜に開催される。盛り上がっている途中で「じゃ,これで」「明日何かあるの?」「いや,早起きするんで」では意味が分からない。相手も不審に思うし,自分も楽しめない。早起き生活というのは,早く起きることが目的ではないからだ。したがって,同僚や友人とのつきあいがある限り,それが飲み会であるかどうかに関わらず,不定期に就寝時刻が遅くなるということが必ず起こる。

遅く寝たときは,次の朝は遅く起きる。早く寝たときは,早く起きる。睡眠時間を一定にするようにすれば,当たり前の結果になるのだ。

規則正しい生活は,それはいいかもしれない。「早寝早起き」おめでとう。できる人ならそれでよい。しかし,規則正しくできない場合は,起きる時刻だけを一定にしてはいけない。疲れが溜まって崩壊する。

二度寝しない

自分の睡眠時間が分かって,アラームで起きられるようになってからしばらくすると,アラームがなくても目が覚めるようになる。このときに大切なのは,そこからまた寝なおさないこと。つまり「二度寝しないこと」である。

二度寝しない生活が習慣化すると,睡眠時間がその日の体調によって伸び縮みするようになる。長く寝る日もあれば,夜中に目が覚めてしまうこともある。目が覚めた瞬間に起きるのは慣れてくると気持ちがいいことが分かる。何度かやってみると,「一度目が覚めたが,そこからまた寝てしまい,眠りが深くなったところでアラームで起こされる」というのは,長く寝られる分だけ得したように思えるが,実は不快であることが分かる。

まとめ

以上が,生活が不規則になっても早起きするコツである。要は「早めに寝て無理をしない」ことであり,コツというにはおこがましい。上にあげた3つは常に心がける必要はない。最初の「記録をつける」は,最初は睡眠時間を調べるのが目的だが,生活習慣が変わる目安になるし励みにもなるので,その後も続けてよい。2番目の「睡眠時間を守る」は過渡期にだけやればよく,安定した後は「二度寝しない」だけを心がければよい。

私の場合,昨年の今頃までは,「平日は夜中2時に寝て6時半に起き,週末は寝たきり」というボロボロの生活だった。睡眠時間を減らすと,週末にツケが回ってくる。現在は,平日休日関わらず「夜10時に寝て4時に起き」,夜にイベントがあれば「1時に寝て7時に起きる」生活になっている。夜型から朝型への移行は,徐々にではなく一気にした。

タイトルを「早起き生活をするために守るたった3つのこと」にすると,よくあるブログっぽくなるが,そんなタイトルにはうんざりなので却下した。

2011年11月3日追記:
早起き生活は終わりました (nlog(n): 早起き生活の終わり)。

Posted by n at 2009-10-15 22:08 | Edit | Comments (4) | Trackback(0)
Trackbacks

  • 「手違いで複数トラックバックを送ってしまった!」という場合でも気にしないでください (重複分はこちらで勝手に削除させていただきます)
  • タイムアウトエラーは,こちらのサーバの処理能力不足が原因です (詳細は トラックバック送信時のエラー をご覧ください)
  • トラックバックする記事には,この記事へのリンクを含めてください(詳細は 迷惑トラックバック対策 をご覧ください)
Comments

仕事柄 ほぼ毎朝4時〜4時半には起床しておりますが ただそれだけの事で・・・ この時間に起きなければならない! ってなれば そうなる訳で・・・
モデルでもない人が モデルのような体系を手に入れようとするから無理が生じるわけで・・・
早起きは三文の徳にはならない訳で・・・ 早起きしなくてもいい人が 早起きして準備の時間として使えるから 早起き鳥は虫ゲットなんだ! ってはじめて知った訳で・・・
要するに したくてしてるんじゃねーよ!って言うやつは 徳がない!☆

Posted by: maro助 at October 18, 2009 00:04

maro助 さん
「ほぼ毎朝4時〜4時半に」というのは,前の晩に何があっても,ということですよね。
仕事とは言え,それができるというのはなかなかできるものではないですよ。4時起きの人たちだけとつきあっているのであれば当たり前のことですが,そうではないんですよね? そのために犠牲にしていることもあるはず。
なので,「したくてしてるんじゃねーよな人には徳がない」というのは早合点しすぎじゃね?

Posted by: n at October 18, 2009 07:27

またまた考えさせられる話題ですね。

アメリカは会社の偉い人間達は、何故か決まって早起きです。7時とかにはとっくオフィスに出社して、で、皆さっさと3時くらいには退社する。
そんな雰囲気。

ところで、アメリカは東と西とで三時間も時差があります。
なので、出張すると何時が早起きなんだかさっぱり分からなくなります。
さらに日本とかヨーロッパに出張すると、自分の今食べているものが夕食なのか昼食なのかも分からなくなります。
基本的にはその土地の時間でいこうとしますが、中東の奴と電話したいとか、アフリカの奴に電話したいとか、日本の連中に電話したいとかとなると寝たり、起きたりする時間もそれに合わせなくっちゃいけないので、もう頭がくちゃぐちゃです。
それに加えてアメリカには夏時間と冬時間があるので、時差で変わるし。

ああ、もうって。

Posted by: おお at October 21, 2009 06:01

おお さん
アメリカの偉い人たちの「早く出社して,さっさと退社」というのは面白いですね。
日本の偉い人たちは,フルに働いているという印象ですが,実際どうなんでしょうかね。偉い人が知り合いにいないので分かりません。

Posted by: n at October 21, 2009 22:40
Post a comment
  • 電子メールアドレスは必須ですが,表示されません (気になる場合は「メールアドレスのような」文字列でもOKです)
  • URL を入力した場合はリンクが張られます
  • コメント欄内ではタグは使えません
  • コメント欄内に URL を記入した場合は自動的にリンクに変換されます
  • コメント欄内の改行はそのまま改行となります
  • 「Confirmation Code」に表示されている数字を入力してください (迷惑コメント対策です)


(必須, 表示されます)


(必須, 表示されません)


(任意, リンクされます)


Confirmation Code (必須)


Remember info (R)?