叔母がイナゴの佃煮を送ってくれた。食感的には川エビである。
愛知の山奥に住む叔母がイナゴの佃煮を送ってくれた。パック入りで 100 g のもの。あちらではどうやら普通にスーパーマーケットで売られているらしい。パックにかけてあったラップに重さなどの表示があったのだが,証拠の写真を撮る前にうっかり捨ててしまった。
イナゴとは田んぼにいるバッタである (いなごの佃煮 - Wikipedia)。「昆虫食」と書くと,私も若干引いてしまうが,「いなごの佃煮」なら抵抗がないという不思議。
イナゴの佃煮は白いご飯に乗せて食べるのが一番美味しい。食感的には川エビにそっくり。見た目も,イナゴの長い後ろ脚が川エビの長い前脚にそっくりである。
イナゴの現代的な捕獲方法はバイクによるものだそうだ。実に合理的である。
バイクの後ろに幅1メートルほどの網を付けて収穫を終えた田のあぜ道を走り、音に驚き飛び跳ねたイナゴを捕まえる。
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イナゴという名前は「稲子」から来ている。稲のところにいるからである。稲のところになぜいるかと言えば稲を食べるからである。つまり人間にとってイナゴは稲を食べる害虫である (イナゴ - Wikipedia)。イナゴには「稲子」の他に「蝗」という字が当てられている。これは 農作物を襲う蝗の惨害をどう防ぐが、救うかに「皇」帝の命がかかっているというので虫へんに皇と書く
のだという (蝗神)。
イナゴは害虫であると同時に,交通機関の発達していなかった時代,海がなく魚が豊富に捕れない地域では貴重なタンパク源として扱われた。放っておけば害虫だが,捕まえて駆除するだけでなく栄養にしてしまうというのだから相当に逞しい発想であるように思う。
虫のタンパク質というのは何性として分類されるのだろうか? 動物性でいいのか,あるいは昆虫性なのだろうか?
Posted by n at 2009-11-21 10:09 | Edit | Comments (2) | Trackback(0)
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うまそうっす!
うちの子供たちに食べさせて上げたいです。
私の実家では、秋になると近所の田んぼ(無農薬で、やっているところ)に行っては、イナゴを捕まえ自分で佃煮にしていました。
Posted by: おお at November 21, 2009 16:22捕ったイナゴは1週間は紙袋にいれて、うんちを出させます。
それでふかしがまに火を入れて、蒸気が上がったところで紙袋ごと、ポイっと投げ入れますと、「バッタ、バッタ」と音がします。
我家ではその後に、食べた時に歯に挟まる、後ろ足をもいでから調理していました。
おお さん
捕ったイナゴが死なないように紙袋にはエサを入れてと…ウンチが出続けとる!!
てなことを勝手に想像してウフフとなりました。
アメリカのイナゴは食べられないのですか? トライしてみては?
Posted by: n at November 22, 2009 01:11