携帯用にドルツ・ジェットウォッシャー EW-DJ40-W を購入した。使いやすいが,不満もある。衛生面から見て,タンクは外して洗えるような設計にした方がよい。
据え置き型の水歯ブラシ,ドルツ・ジェットウォッシャー EW1250-W を使い続けたところ (nlog(n): ドルツ・ジェットウォッシャー EW1250-W 購入),これなしには生きられない体になってしまった。出かける時にもこれを持ち歩いていたのだが,据え置き型ということもあり,どうも携帯するには大きすぎることがだんだん分かってきた (分かるの遅いよ〜)。
そこで,携帯用のジェットウォッシャーである「EW-DJ40-W」を購入した。使ってみると,据え置き型と比べてかなり使い勝手が違うことが分かったので,以下に紹介する。
携帯用なので,持ち運びに便利である。上の写真の左側は収納状態で,右側のように下の部分を引き伸ばして使う。引き伸ばした本体側面にノズルが収納されている。伸ばした部分は水を入れるタンクになっている。本体は防水仕様になっている。水流の強さは,ノーマルとソフトの2段階で,ノーマルは据え置き型の連続5段階の「1」程度,ソフトは「0.5」程度である。充電時間は8時間かかる。連続使用時間は15分となっている。毎日の昼食後に1回ずつやるとすると,1週間なら余裕でもつ。充電のタイミングは,水流が徐々に弱くなっていくので経験的に分かる。
この製品のいいところは,ノズルの着脱が簡単にできるところである。ノズルを着けて使用した後,外して本体に収納するような設計になっているので,着脱が難しかったら困るのである。ノズルは,ノズルのすぐ下にある本体ボタンを押せば取り外しができる。着けるときは,ボタンを押さずに押しこむだけでパチンとはまるようになっている。据え置き型のジェットウォッシャーは,ノズルの取り外しに異常な力を必要とする仕様で,危うく指を痛めそうになるくらい出来が悪いのだ。
この製品のよくないところは,本体下部に集中している。
タンクのフタには,大きく開きすぎるという問題がある。使用後はよく乾かさないと,雑巾臭くなる。そこで,フタを開け,本体を伸ばした状態で置くことになるのだが,フタが開きすぎるので,置くときにバキッとやって外してしまうことがあるのだ。
外れてしまったフタ。はめ込むことは難しくないが…。
一番の問題はタンク内部が洗えないことである。使用中は,上の写真のように,水が本体を伝って下に流れ落ちる仕組みになっている。この水は口の中を経由したものなので,いろいろな不純物が含まれている。洗浄しているのだから不純物は多いほうがいいのである。しかし,この不純物を含む水は,本体としてはありがたくない。不純物が本体とタンクの隙間に入り込んでしまうからである。
本体とタンクは分離できないので,だんだんとその隙間にゴミがたまっていき,とれない汚れとなってこびりついてしまうのである。上の写真で,タンクの内側がうっすらと黄ばんでいるのが見える。スイッチの隙間にも汚れがたまっている。
タンクを外して,タンク内部と本体側面をゴシゴシと洗いたい衝動に駆られるのだが,残念ながらできないのである。→できました。追記参照。
汚れが取りきれないのは仕様なのでどうしようもない。そこで,できるだけ清潔に使い続けることを考える。使用後はノズルだけでなく,本体側面にも水を当てて手でよくこするようにする。側面についた汚れは見えないが,1日放置すると雑巾臭を発するようになるので,見えなくてもあると思ってゴシゴシこすることが肝心である。その後,水分を蒸発させるために,引き伸ばした状態にして,タンクのフタを開けておく。こうしておくと,次に使うときに嫌な臭いで不快になることはない。
持ち運びにも便利なのはありがたい。しかし,本体とタンクを分離させて掃除ができないのは衛生的でない。ここはぜひ改善してもらいたいところだ。→できました。追記参照。
ジェットウォッシャーは,歯間に詰まっている食べ物を流してくれる。口内環境が改善するので,口内炎になる頻度も減る。ジェットウォッシャーは,食べ残しを取るのに便利だが,歯の表面のヌメリは落とせないので,歯ブラシによるブラッシングは別途必要である。
2012年9月24日追記:
タンクは外して洗うことができました (nlog(n): ドルツ・ジェットウォッシャー EW-DJ40-W のタンク洗浄)。
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