トイレのすっぽんってやるやつ,正式名「ラバーカップ」を急ぎ購入した。洋式トイレの場合,「ビラビラ」がついているものを選ぶのがコツだ。
トイレがつまって (nlog(n): トイレのつまりが味覚に影響した話),「困ったな」と言っていたら,こどもが「これ〜」といって持って来たのが「つまり・水もれお呼びください」という広告。この広告は磁石になっているもので,ポスティングされたものをペタペタと壁に貼り付けて取ってあったのだ。もし業者を呼んだとして,どれくらいの費用なのか考えたときに思い出したのが「水道トラブル5000円,トイレのトラブル8000円」である。8000円を払う前に試してみたいのが「トイレのすっぽん」である。
近所のホームセンターの開店時刻に合わせて車を飛ばした。いつもは混雑している駐車場も余裕で止められた。朝っぱらのホームセンターは空いていた。
清掃用具コーナーに行ってみると,ありましたよ「すっぽんってやるやつ」が。一般名称は「ラバーカップ - Wikipedia」。しかし,大きさ色々でどれを選んでいいのか迷う。
店員さんを呼んで話を聞いてみると,トイレ用は,上の写真のように,内側からビラビラが引き出せるようになっているものだという (同じもので,引き出す前と引き出した後の図)。一番安いのが498円だったが,ゴムが硬めで,「プロ仕様」の雰囲気を醸し出している。ゴムがもう少し柔らかいタイプは値段が高い。
結局,気持ちが弱っていた私は,ゴムが柔らかめで割高のものを選んでしまった。「ラバーカップ洋式小 カップ経145mm」というもので,お値段880円也。
商品には「2989.jp」と書いてある。何かの語呂合わせになっているのだろうが,思い当たらない。「にくやく→肉焼く」のはずはないし,「にくはく→肉薄」は意味がわからない。色々やって困っている様子なら「四苦八苦」だが,それだと「4989.jp」のはずだし。結局,自力では解を見つけ出すことができなかった。正解は「拭く掃く」だそうだ (清掃用品,2989.jp-プロ用から家庭用まで)。
急いで家に帰り,便器に突っ込んで,ゆっくりと前後させると水が引いていった。ほっとした〜。8000円もかからなかったし。やってみた感触でいうと,ゴムが硬めの「プロ仕様」でもいいかもしれない。ちなみに,ラバーカップを使うときは,突っ込んだあとに「すっぽん!」と勢いよく引っ張ってはいけない。「返り血」を浴びることになるからだ。慎重に,ゆっくりとやること。
ホームセンターで,どのラバーカップを選ぶか,ゴムの感触を確かめたり大きさを比べたりしていたら,年配の女性が話しかけてきた。「トイレがつまっちゃって,どうしようかしらと思って」と言っている。「ほら,最近あるじゃない,検便のときに『トイレに敷いてください』ってついてくる紙。それで流したらつまっちゃったのよ。困ったわ」。さすがおばちゃん,見知らぬ人間にもフレンドリーである。トイレがつまった者同士というものは,不思議と強い連帯感があるものだ。店員に聞いたままを「そんな感じみたいですよ〜」と説明すると,妙に感謝されてしまったが,それは私の知識ではない。おばちゃんは「お互い頑張りましょうね」のような感じで帰っていった。
それはともかく,トイレが流れるというのはありがたいことだね〜。しみじみした。
Posted by n at 2013-04-14 22:58 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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