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HardwarePhoto ビックカメラで iPhone 5s を交換修理

水没して障害が出てしまった iPhone をビックカメラで交換修理してもらった。修理代金は Apple の正規料金。ただし,ビックポイントが 1% つく。お買物券が手配できればさらに安くできる。

■ ■ ■

水没してディスプレイが映らなくなるという障害が出てしまった docomo iPhone 5s (nlog(n): docomo iPhone 5s が水没)。自分で分解してみたが,ディスプレイユニットは正常動作していたため (nlog(n): iPhone 5s を分解して水没マークを確認),ディスプレイが映らない原因はどこかもっと深いところにあるという結論に達した。

部品の問題であればそれだけを交換すればよいが,原因が基板であれば本体を取り替えるしかない。

どこで修理するか

基本的に Apple 製品は Apple でしか直せないのだが,窓口は Apple 直接でなくてもよい。電話会社 (ここでは docomo) でも Apple 正規サービスプロバイダでも可能である。Apple の修理窓口はジーニアスバーで,窓口は少ないし,しかも予約が必要。そこで,正規サービスプロバイダのビックカメラに行ってみることにした。

ビックカメラでの修理

ビックカメラの場合,予約は不要だがその分待ち時間が発生するというデメリットがある。

ビックカメラ Apple 正規サービスプロバイダ
ビックカメラ Apple 正規サービスプロバイダ


ビックカメラの修理窓口に行くと,そこには修理待ちの人たちがずらり。「ぼくたち,わたしたちは iPhone が壊れました」そんな人たちの集まりである。ただし集まった人たちの間の交流はなく,重苦しい空気が流れているだけであった。

まず最初に仮受付番号をもらう。しばらく待つと,もう一度呼び出しがあり,本受付が行われる。ここで「iPhone を探す」の解除を行う。iPhone の操作ができる場合はそれでやればよいが,操作ができない場合,解除には受付に用意されている Mac が使われ,ここに自分で Apple ID とパスワードの入力が求められる。その Mac からパスワードが漏れることはないだろうが,気になる場合は事前に自宅で「iPhone を探す」の解除をしてから出向いたほうがよい。

本受付のときに,修理対応の時刻が言い渡される。込み具合にもよるが,私の場合は約1時間後だった。修理対応時刻は30分の幅があるが,それに遅れると予約自体がキャンセルとなるので注意が必要である。

修理費用を安くする方法

ビックカメラでは,修理であってもビックポイントがつくという利点がある。ただし 1% だけなので期待してはいけないが。35,000円の修理代であれば350ポイントがつく。

その他,ビックカメラならではの方法として,株主特典の「お買物優待券」が使えるという利点がある。待ち時間に金券ショップに行けば入手することができる。ただし,98% くらいの価格はするので大きな費用圧縮にはならない。私の場合は,思いついたのが遅く修理開始時にこれができることを確認したので買いにいけなかった。一番いいのは,受付の際に「お買物優待券と現金との併用はできるか? お釣りは出るのか?」を確認して,待ち時間に必要な金額分だけ入手することである。

上手くやればビックポイント 1% と優待券 2% の合計 3% の割引になる。修理の金額は高額なので,3% でも 1000 円になったりするのだ。

修理対応

修理対応ではまず本体の動作確認から行われる。水没であることを申告すると,本体を作業室に持っていき水没マークの確認が行われる。そして水没の場合は部品交換にはならず,本体の交換となる。

交換後の新しい iPhone 5s
交換後の新しい iPhone 5s


代わりの本体は箱に入れられてくるが,その箱はもらえない。厳密に古い本体と新しい本体の交換になるのである。古い本体を裸で差し出すと,新しい本体が裸で返ってくるのだ。

SIM の抜き差しと動作確認の流れるような手順には,感動すら覚えた。まず,SIM には直に指で触れないように布を挟んでいた。あの小さい nano SIM を,本体から取り出し,トレイから外し,それをまた別のトレイに乗せて本体に挿し込むという作業を,布ごしにやるというのはかなりの難易度なのである。そして,その後の動作確認は,カメラ,ライト,近接センサ,画面タッチなど,滞ることなく進められた。画面タッチは電卓のボタンを使っていた。アプリの終了は,2つずつでも可能なことをはじめて知った。もうひとつ知らなかった機能は近接センサである。通話時に iPhone を耳に近づけたとき,画面に耳が触れて思わぬ操作をしないように,近接センサが働いて画面表示をオフにするのである。

修理後の状態

修理といっても交換だが,iOS はその時点での最新版となる。現在は iOS 8.4 になる。製品としては iOS 8.2 の状態のものが Apple から送られてきて,渡すときに最新版にアップデートするのだそうだ。iOS を最新版にすることには意味があるのだ。バックアップしたデータが最新 iOS の状況でとられていた場合,古い iOS にリストアすることはできないのだそうだ。逆に古い iOS でとったバックアップデータは最新 iOS の iPhone にリストアできるのである。

バックアップデータにはアプリとアプリのデータが含まれる。フルバックアップにすればアプリのセキュアなデータもバックアップされる。ただし,iOS は含まれない。したがって,リストアしても iOS が変わることはないのである。

iOS が勝手に最新になるのは嬉しくない。アプリが安定して動かなくなってしまうことがあるからである。アプリも最新版に更新すれば安定するが,インターフェースなどが変わっていることがある。自分でバージョンを選べないのは App Store の融通のきかないところである。

おわりに

今回の交換修理で,水没 iPhone の問題については終了となる。税抜き価格 31,800 円 (税込 34,344 円) は高い授業料だった。こんなことならいっそのことキャリア乗り換えしたほうがよかったのではないかと思ったが,交換後に思っても後の祭りである。

Posted by n at 2015-07-28 21:51 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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