ギガバイト社 のマザーボード GA-8PE800 Ultra に 250GB のハードディスクを取り付けた。
137 GB 以上の容量があるハードディスクはビッグドライブと呼ばれ、マザーボード、BIOS、OS が対応していなければ正しく認識されない。取り付けたいのは 250 GB のハードディスクなので、ビッグドライブである。
マザーボードのチップセットは i845、OS は Windows XP で IAA がインストールされているので、ビッグドライブ接続に関しては問題がないはずである。
マザーボードのサイトには、ビッグドライブ対応表が用意されていることが多いが、残念ながらギガバイト社のサイトでは見つけられなかった。GA-8PE800 Ultra はビッグドライブ対応の条件を「ほぼ」満たしているが、実際に接続して問題がないかどうかが分からない。BIOS のバージョンアップの欄に対応したかどうかが記載されていることが多いのだが、「対応している」とは書いてない。ということは、「まだ対応していない」か「もともと対応している」かのどちらかということになる。
実際はどうなのか? 実績が欲しい。そこで、「GA-8PE800 Ultra」に続けて「137GB」や「Big Drive」などをつけて検索してみたが、ヒットしない。そこで、検索の方針を変更することにした。容量の限界としては、137 GB であるが、実際のハードディスクには 137 GB という容量のものは存在しない。メジャーなところでは 160, 200, 250 GB があるので、137 GB の代わりにこれを検索語としてみた。すると、自作機の紹介ページなどがヒットした。これで一安心。
購入したのは、HITACHI Deskstar 7K250 シリーズ HDS722525VLSA80 という、シリアル ATA (SATA)のハードディスクである。取り付けたいマザーボードには、SATA が2個接続できるようになっているのである。実売価格 15,000 円。安くなったものである。ハードディスクのバックアップをとるなら、ハードディスクが一番安い。データが壊れる危険性としてはハードディスクの方が高いので、一番大切なデータは DVD 等にバックアップしたい。でもそれはまた別の話。
コネクタを接続するのは非常に簡単。簡単過ぎて頼りない。少し力を入れただけで、簡単に引き抜けてしまう。ちょっとやそっと引っ張ったくらいでは抜けない IDE のコネクタとは大違い。
電源を投入すると、新しいハードウェアとして認識されたが、デバイスドライバがインストールされない。デバイスマネージャには「その他のデバイス - RAID コントローラ」として認識され、「?」マークがついている。
これは、BIOS の設定に問題があった。BIOS のデフォルトでは、SATA として RAID が指定されているのである。マザーボードの BIOS は Award BIOS version F8。SATA の設定は、「Integrated Peripherals」→「Serial ATA Function」の値が「RAID」になっているので、これを「BASE」に変更する。言語設定を日本語にしてある場合は、「統合周辺機器」→「Serial ATA Function」→「BASE」である。
設定変更後に起動すると、「新しいハードウェアの検出ウィザード」が「大容量記憶域コントローラ」としてデバイスドライバを探し、インストールに成功した。
デバイスマネージャには「SCSI と RAID コントローラ - Silicon Image SiI 3112 SATALink Controller」として登録された。
Master Archive Index
Total Entry Count: 1957