nlog(n)

なぜ世の男たちは制服姿の女性が好きなのかについて考える。

私は制服が好きだ。もちろん，制服そのものが好きなのではなく，制服を着た女性が好きなのである。制服姿の女性が好きだという男は多いのではないだろうか。なぜ男は制服に惹かれるのか，その理由について考えてみる。

まずは上の図を見て欲しい。制服を着ている女性を見たとき，ドキドキすることがある。しかし，実際には「目の前の」女性にドキドキしているのではないのだ。なぜなら，女性が入れ替わってもドキドキできるし，極端な話，制服姿の女性を想像しただけでもドキドキできるからである。そうは言っても，制服だけがあってもドキドキできるものではない。では，目の前の女性でなくて，制服でもないのなら，何にドキドキしているのだろうか?

上の図の人物は，左下が現在の自分，左上が若かりしころの自分，右上がそのころときめいていた女子，右下が単に制服を着ている現在の女性である。

この図は過去の自分を思い出していることを表している。制服を見た瞬間，本当にときめいていた頃の心境が，現在の自分の中に再現されるのである。つまり，過去の自分のドキドキを思い出しているのである。したがって，目の前にいる制服を着た女性にドキドキしているというのは思い違いなのだ。

過去の自分は，実際本当にときめいていた。多感な頃，周りにいる女性は，みな制服を着ていた。学校に行けば女子は制服だし，優しくしてくれた看護婦さんも制服だった(今は看護師というのか)。エレベーターガールも制服。もう制服だらけ。この際だからブルマも制服に入れてしまえ。

制服が好きになる理由としては次の2つが考えられる。

1. 優しくしてくれた人の顔は覚えていないが，優しさと制服は覚えている
2. 好きだった女子が制服を着ていて，それが一般化された

1番目は，優しくしてくれたという良い印象と制服が結びついたパターンである。制服を見ると，良い印象が呼び起こされる。2番目は，「坊主好きなら袈裟も好き」が拡張されて「袈裟が好きなら坊主まで好き」になったパターンである。袈裟すなわち制服を見ると，その女子を好きだった印象が呼び起こされるのである。

制服好きの男性にとっては，着ている女性よりも，制服であること自体が優先される。つまり，着ている女性には「固有の顔」がない。美人であるに越したことはないが，それほどこだわりは強くないのである。

特定の女性が好きな場合，その人が制服を着ているかどうかは関係がない。制服にこだわりがない場合，それは個人が特定されるのだ。つまり，これには「固有の顔」がある。

図に使った絵は，eLouai's Candybar Doll Maker 3 を使って作成した。

• Tweet