印刷用表示へ切り替え 通常表示へ切り替え 更新履歴を表示 更新履歴を隠す
LinuxMovableType サーバの OS を Vine Linux 3.2 から 4.1 へ更新

このサイトのサーバ OS を Vine Linux 3.2 から Vine Linux 4.1 に更新した。別のマシンに新規に 4.1 をセットアップし,ハードディスクを入れ替えることにした。

■ ■ ■

昨晩,サーバ OS のバージョンアップを行った。以前一度試みて失敗している (nlog(n): Vine Linux 4.1 への移行を試すが元に戻す)。しかし,「ping には反応するが,Apache は反応しない」という,サーバが半分死んだ状態になることがあったため,思い切って再チャレンジすることにしたのだ。サーバは 2005年3月から24時間稼動させているので (nlog(n): ThinkPad T22 に Vine Linux 3.1 をインストール),2.5 インチハードディスクとしてはかなり長持ちしている方なのではないかと思う。

Vine Linux のメジャーバージョンアップで,カーネルが 2.4 から 2.6 になった。これが一番大きな違いである。その他のパッケージも更新されている。Vine Linux 2.6 と 3.1 のときにもやったように,比較して検討する必要がある (nlog(n): コンフィグレーションファイルの移行を考える)。設定するだけでかなりの手間がかかるからだ。このサイトに特に関係しているパッケージは次の通り。

Vine Linux 3.2 Vine Linux 4.1
kernel 2.4.33 2.6.16
Apache 1.3.33 2.2.3
OpenSSL 0.9.7d 0.9.7l
OpenSSH 3.9p1 4.5p1
Perl 5.8.2 5.8.6
PHP 5.2.0 5.2.3
MySQL 4.0.25 5.0.27
BIND 9.2.4 9.3.2P2
DHCP 3.0pl2 3.0.4

このうち,メジャーバージョンアップをしているのは,Apache, OpenSSH, MySQL である。Apache については移行できる目処が立った (nlog(n): Apache 1.3 から 2.2 への移行手順)。OpenSSH が変更されたことにより,TeraTerm で SSH 接続できない問題は解決済であり,MySQL に関しては設定は2行だけなのでチェックは難しくない (nlog(n): Vine Linux 4.1 への移行を試すが元に戻す)。

設定にハマってサーバを長時間止めるというのは避けたい。そこで,別のマシンに新しく OS をセットアップし,ハードディスクを入れ替えることにした。別のマシンの候補としては,ThinkPad 600 (Pentium II, 233 MHz) でやる予定だったが (nlog(n): ThinPad で LAN カードを認識しない場合は ACPI を OFF に),とても遅いため ThinkPad T42 (Pentium M, 1.8 GHz) を使うことにした。具体的には次のような方針となる。サーバをインストールするマシンは ThinkPad T22 (Pentium III, 1 GHz) である。CPU の違いはあるが,CPU 依存のチューニングは行わないので,そのままいける。

  1. 新しくハードディスクを購入
  2. 別のマシン ThinkPad T42 で Vine Linux 4.1 をセットアップ
  3. rsync で現行サーバからデータを ThinkPad T42 にコピー
  4. セットアップしたハードディスクを ThinkPad T22 に入れ替え
  5. 初回の起動時に,認識済のハードウェアを削除し,新しいハードウェアを認識させて設定
  6. Vine Linux 3.2 のハードディスクはセカンダリハードディスクとしてマウントし,細かい設定を移行

ハードウェアは,Kudzu によって認識される。ハードウェアの追加や削除は,起動時に自動認識され,その際に設定した情報は /etc/sysconfig/hwconf に保存される。

Vine Linux 3.2Vine Linux 4.1
アップグレード前後のバージョン表示 (拙作プラグイン使用 nlog(n): アプリケーションバージョン表示プラグイン 0.1)。

さて,以前のバージョンアップ失敗は,Movable Type 2.661 の再構築時のエラーによるものだった (nlog(n): Vine Linux 4.1 への移行を試すが元に戻す)。

不可解なエラー

An error occurred:
Month '-1' out of range 0..11 at lib/MT/Template/Context.pm line 1081

このエラーの原因が,MTEntryModifiedDate のためのハックであることが判明した (nlog(n): <$MTEntryModifiedDate$> が正しく動作しない)。MTEntryModifiedDate は使わないことにしたので,元に戻すことにした。しかし,なぜこれまで上手くいっていて,サーバを更新したら失敗するようになってしまったのかは不明である。

2014年11月3日追記:
OS を更新しました (nlog(n): サーバの OS を Vine Linux 4.2 から 6.2 へ更新)。

Posted by n at 2007-08-27 23:33 | Edit | Comments (1) | Trackback(1)
Trackbacks

  • 「手違いで複数トラックバックを送ってしまった!」という場合でも気にしないでください (重複分はこちらで勝手に削除させていただきます)
  • タイムアウトエラーは,こちらのサーバの処理能力不足が原因です (詳細は トラックバック送信時のエラー をご覧ください)
  • トラックバックする記事には,この記事へのリンクを含めてください(詳細は 迷惑トラックバック対策 をご覧ください)
【 vine 】について最新のブログの口コミをまとめると
vineに関する最新ブログ、ユーチューブ、ネットショッピングからマッシュアップした口コミ情報を提供しています。 Trackbacked from: プレサーチ at September 23, 2007 05:44
Comments
Post a comment
  • 電子メールアドレスは必須ですが,表示されません (気になる場合は「メールアドレスのような」文字列でもOKです)
  • URL を入力した場合はリンクが張られます
  • コメント欄内ではタグは使えません
  • コメント欄内に URL を記入した場合は自動的にリンクに変換されます
  • コメント欄内の改行はそのまま改行となります
  • 「Confirmation Code」に表示されている数字を入力してください (迷惑コメント対策です)


(必須, 表示されます)


(必須, 表示されません)


(任意, リンクされます)


Confirmation Code (必須)


Remember info (R)?