先月末に受験した「初 TOEIC」のスコアレポートが届いた。
先々月に宣言した通り (nlog(n): 英語の短文暗唱が2周目に突入),先月末に初めて TOEIC 試験を受けた。せっかく英語の勉強をまじめに始めたのだから,自分の実力を知っておいた方がいいだろうと思ったのである。もちろん,TOEIC で総合的な英語力が判定できるわけではない。「リスニング」と「リーディング」はあるが「スピーキング」と「ライティング」はないからだ。そうは言っても,ある程度は客観的な評価が得られることは確かである。
今回受けたのは,TOEIC Institutional Program (IP) という組織内で行う TOEIC テストで,この形式のテストは,受験料が安く,就業時間後に行われるため時間の節約にもなるというメリットがある。そして昨日,その結果が届いた。結果は以下の通り。
Listening: 285
Reading: 315
Total Score: 600
リスニングよりリーディングの方が点数はいいだろうと思っていて,そこは予想した通りだったが,合計点600点というのは微妙。もう少しいい点が取れてもいいのではないかと思うのだが,現実はキビシイ。TOEICテスト|公式データ・資料|資料 の「TOEIC スコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表」を見ると,470点〜730点は「レベルC」で,評価としては「日常生活のニーズを充足し,限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる」となっている。確かにそれくらいである。
結果のスコアレポートの裏には,それぞれのレベルに対する Strength(長所) と Weakness(短所) が書かれている。レベルCという成績は中途半端なので,その内容も中途半端である。例えば,リスニングの長所としては「短い会話において,特に語彙が難しくないときは,話の主旨,目的,基本的な文脈が推測できることもある。」となっている。「こともある」かよ〜。リスニングの短所としては「短い会話において,構文が複雑なときや,難しい語彙が使われている場合は,話の詳細が理解できない。否定構文が使用されるときは,詳細が理解できないことが多い。」確かにその通りである。確かにそうなんだけども,なんだか面と向かって言われるとヘコム〜。
テスト本番の様子もまとめておこう。前半はリスニングセクションで,テープが流され,それに合わせて回答していくだけなので,聞き取れても聞き取れなくても時間通りに終わる。45分間で100問ある。後半はリーディングセクションで,問題用紙を読みながら自分のペースで進めていくことになる。こちらは75分間で100問。回答はすべてマークシートに記入する。
実際やってみると,リーディングの時間が全然足りなかった。80問終わったところで時計を見ると「残り1分」。慌ててテキトーにマークした。家に帰ってからそのことを妻に言うと,次のように言われた。
私「時間が足りなくて,残り20問は山勘でグリグリ書き込んじゃったよ」
妻「実力を知りたいんだったら,グリグリしちゃだめなんじゃないの?」
私「あっー!」
そうだった。テストで高得点をとることが目標なのではなくて,実力を知ることが目的だったはず。言われて初めて気がついた。時間がなくなると「うりゃー!」とやってしまうのは悪いクセである。今回は「運も実力のうち」ということで許してもらおう。TOEIC テストでは,「1問正解すれば5点アップ」という単純な算出方法ではないということなので,「テキトー」は加算されないかも知れないしね。
TOEICスコアを100点伸ばすには、ネイティブスピーカーによる英会話研修で300時間前後かかるというデータがあります。自己学習のみでも同程度の時間はかかると思っていいでしょう。
とのことなので (TOEIC Square[テスト受験や英語学習のサポート]|レベルアップ道場-目標の設定-〔学習アドバイス〕),短い期間に続けて受けるのは意味がない。次回の受験は半年後か1年後に。
今やっている英語の勉強は「瞬間英作文」を目標にした短文暗唱である (nlog(n): 英語の短文暗唱は最低30回)。瞬間英作文を身につけるには「暗記しようとしてはいけない」そうなのだが (英語上達完全マップ●瞬間英作文
英語上達完全マップ - 短文暗唱=瞬間英作文),ゴリゴリ暗記しちゃっている。以前はシャドウイングをやっていたが (nlog(n): 聞き流すだけでは向上しないリスニングという技術),これは休止中。
2009年10月12日追記: nlog(n): 受験2回目 TOEIC の結果 685点
2010年10月12日追記: nlog(n): 受験3回目 TOEIC の結果 795点
2011年10月24日追記: nlog(n): 受験4回目 TOEIC の結果 835点
2012年12月20日追記: nlog(n): 受験5回目 TOEIC の結果 770点
2013年11月29日追記: nlog(n): 受験6回目 TOEIC の結果 840点
2014年12月26日追記: nlog(n): 受験7回目 TOEIC の結果 775点
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