「実践ビジネス英語」Lesson 15, Meaningful Internships からピックアップ。
NHK ラジオ「実践ビジネス英語」を 音読して味わうシリーズ 第4回。Lesson 15, Meaningful Internship 「有意義なインターンシップ」から。
インターンシップとは,学生が,夏休みなどの休業期間に一定期間企業などで働き,就業体験を行う制度のことである (インターンシップ - Wikipedia)。かつては,インターンと言えば医学部卒の研修医のことだったが,最近では,医学生だけではなく一般の学生の研修生としての意味で用いられている。
さて,ビニェットでは internship と intern という語が出てくる。internship はインターンシップの「制度」や「期間」の意味,intern は「研修生」の意味で用いられている。
Umemura Seiji: Martha was a very active member of the crew, and she seemed to know what she was doing.
梅村聖四: マーサはチームの中でもとても積極的に活動するメンバーで,自分がしていることを理解しているようでしたね。
Meaningful Internships (1)
杉田講師の解説では,"know what one is doing" は英語的な面白い表現で,「自分がしていることを理解している,自分がすべきことに関する知識を持っている」という意味になるとのこと。ヘザー講師は "This means having the knowledge, necessary to perform a certain task, have the ability to fulfill that task." だと解説している。
Steve Lyons: People from the organization picked our brains about how companies can help turn college students into outstanding interns.
スティーブ・ライオンズ: どうすれば,企業が大学生を優れたインターンに育てられるかということに関して,その団体の人たちは私たちから知恵を借りていましたよ。
Meaningful Internships (2)
「help + 原形不定詞」(原形不定詞というのは動詞の原形) というのは理解できても,「can + help + turn」のように「can 動詞 動詞」となっている形はなかなか使えないものだ。「help + 原形不定詞」は,今の英語では「行為の達成まで意味に含めて用いられるようになったため、『to』は使われないのが普通」
なのだそうだ (英語です。 help 動詞の原型 という、形がありますが、 なぜ、toを省略してもい... - Yahoo!知恵袋)。
Carmen Garcia: A couple of summers ago we organized a community outreach program where we gave away tie-dyed T-shirts to inner-city kids.
カーメン・ガーシア: 2, 3年前の夏に,私たちはある地域福祉活動計画を運営し,インナーシティーの子供たちに絞り染めのTシャツを無料で提供したのです。
Meaningful Internships (4)
"outreach" や "inner-city" はビニェットでよく出てくる語句だが,いつも意味を忘れてしまう。outreach は手を差しのべることから「福祉などの分野における地域社会への奉仕活動」 (アウトリーチ - Wikipedia),inner-city は「都心近接低所得地域」 (インナーシティ - Wikipedia)。
Lyons: We ask interns to write self-evaluations, and a longer report in the last week of their internship. We incorporate that into an overall report on their internship written by the manager under whom they've been working.
ライオンズ: インターンには,週に1度,自己評価書を,そしてインターンシップの最終週には,それより長い報告書を作成してもらいます。それは,インターンのインターンシップについての総括報告書に取り入れられるのですが,その総括報告書は実務体験の担当マネジャーが書きます。
Meaningful Internships (5)
この関係代名詞がなかなか使えない。ここで表現したいのは次の2点
だが,このまま言うと,2番目の句の "the manager" が冗長なため,これを関係詞に変換して,前置詞 under とともに前に持ってきて1番目の句につなげることで簡潔にまとめている。
Garcia: At the same time, though, experience has taught me that it's a good idea to make interns responsible for at least one specific project. That gets them used to meeting deadlines in a business context, helps them develop a sense of pride and looks good on a résumé.
ガーシア: 確かにそうですが,私の経験から言うと,インターンに特定のプロジェクトを,最低でも1つ担当させることはいいことです。そうすると,彼らが仕事で締め切りに間に合わせることに慣れ,自信を深めるようになりますし,履歴書の重みを増すことになりますから。
Meaningful Internships (4)
Garcia: It can prepare students for a career with the company where they're doing an internship. In many cases, though, it simply prepares them for the reality of the working world.
ガーシア: 学生にとって,インターンシップを受けている会社で職を得るための準備になりますからね。でも,単に実社会に出る準備というケースも多いのです。
Meaningful Internships (5)
Garcia は "..., though, ..." のように though を挟む言い方をよくするようで,今回は第4回と第5回に出てきている。逆に,この表現をしているのは Garcia だけであり,言い回しによってキャラクターが確立されていると言える。細かいところまで配慮が行き届いていて素晴らしい構成である。個人的には,どうして "experience has taught me" の experience に "the" あるは "that","my" などがつかないのかは分からなかった。
Posted by n at 2012-11-23 23:04 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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