nlog(n)

今年の目標は，すべてを面倒だと思うダメな自分を認める，ということにする。これって目標なのか?

年が明けた。2015年 (平成27年) がやってきた。

ここのところずっと気分が晴れない。何かをやり遂げたという達成感もないし，爽快感もない。今年はこの低空飛行の感じを脱出できるといいのだが，と思ったら，去年もまったく同じことを書いていた (nlog(n): 2014年の抱負)。まったく変化がない。

何というか，この1年間，すべてが停止していた感がある。何も進んでいない。何も足されなかったし何も引かれなかった。ウイスキーならそれがいいのかも知れないが，人生だとこんなことでいいのかと思ってしまう。

ウイスキー人生と言えば，NHK 朝の連続テレビ小説「マッサン」である。毎朝出勤前に中島みゆきの歌だけが聞ける。「なにも足さない。なにも引かない。」というのは「サントリーウイスキー山崎」のキャッチコピーだった (広告年鑑 シングルモルトウイスキー山崎)。あれから20年も経つのか (遠い目)。

昨年が好印象だったのか，今年も子どもにせがまれて，初日の出をマンションの上の階に見に行った。あいにく地平線近くに雲が出てしまっていて，お日様そのものを見ることはできなかったが，それでもよかった。寒いけれど，それもいいものだ。

この私自身の停滞路線が続く中，唯一よかったのは電子ピアノを購入したことである。練習すれば，した量だけ上達するのである。気分を動かすには，体を動かしていくのがひとつの方法かも知れない。問題があるとすれば，ピアノのところまでたどりつくのが面倒だということである。部屋の中にあるにもかかわらず。何をやるにも億劫{おっくう}なのだ。

昨年の目標は，マイナスの気分から脱出することだったが，見事に達成されなかった。その理由は，脱出するための具体的な方法がなかったからではないのか。確かに，こう書いている今もなお，その方法は分からない。

今年の目標は，というか目標ではなく意識の持ち方として，「自分は面倒くさがり屋」だということを認めることにしようかと思う。何もやる気が起こらないのは，面倒だからである。だから，その現状レベルを認めて，そこが「レベル0」であることを意識してみるのである。「何もやる気が起きない」という気分を，「あ〜面倒くさい」だからだと解釈し，「自分は面倒くさいとすぐに思う人間だから」と素直に認めるのである。

自分の性質を観察していると，面倒くさいことをわざわざやりたがる一面もあることに気がつく。だから，「面倒くさいとすぐに思う人間」であってもいいのだ。選択肢は二つある。「面倒くさいことはやらない」のか，「面倒くさいから敢えてやる」のかの二つである。自分のダメな性質を認めれば，その選択肢が見えてくるのではないかと思うのだ。って，9年前に記事にした方法と同じじゃねえか (nlog(n): やらなければというプレッシャーから逃れる方法)。

ブログの方も，もう少し更新頻度を上げられたらと思う。それだけ内容は薄まるのだが，薄い内容でもいいと思った方が気楽に書けるということもあるので。何よりもブログは自分の精神安定剤だから。ブログで睡眠時間を削ると体力的にはきついというのが問題だけども。

という感じでダメダメはありますが，今年もよろしくお願いします。

2015年の干支は乙未{きのと (木の弟)・ひつじ}になる (乙未 - Wikipedia)。

• Tweet

Posted by n at 2015-01-01 03:10 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)