TOEIC テストの2回目を受験した。果たしてその結果は!? やや増。
先日,TOEIC IP テストを受験した。IP というのは,Institutional Program の略で団体特別受験制度の意味で,要するに組織内で行われる TOEIC テストのことである (TOEICテスト|団体特別受験制度(IPテスト)について)。受験料は公開テストより安い。2009年9月のテストから受験料が引き下げられた。値下げの理由は儲け過ぎとの噂 (TOEIC受験料初の値下げ 「儲けすぎ」が原因? : J-CASTニュース)。残念ながら,IP テストの受験料は下がらなかった (TOEIC®公開テスト受験料の改定について)。このテストの受験は去年に引き続き2回目 (nlog(n): 初 TOEIC の結果が届いた)。
試験当日,会場の大きい部屋で流される音声は,パソコンにイヤフォンをつないで聞くのとは大違いで,かなり聞きづらい。予測して聞けるようになればいいのだろうが,簡単にはそうはならない。
リスニングの Part 2 の問題冊子には次のように同じことがずらっと書いてある。
11. Mark your answer on your answer sheet.
12. Mark your answer on your answer sheet.
...
40. Mark your answer on your answer sheet.
律儀というか何というか,「11 - 40. Mark your answer on your answer sheet.」のように省略しないところが興味深い。1問1答が厳密に守られているのだ。
リーディングでは残り1分というところで,解いていない問題が15問も残っていた。昨年の20問残りに比べれば5問だけ進歩している。しかし,時間が足りていないことは変わりない。
問題冊子の上に書かれていた謎の記号は「4EIC14」。これはテストファームと呼ばれている。
さて,その結果や如何に? 聞き取り 335 点,読み取り 350 点の合計 685 点だった。昨年の 600 点に比べると「やや増加」であった。
部門 | 点数 (前回比) |
Listening | 335 (+50) |
Reading | 350 (+35) |
Total | 685 (+85) |
詳細は以下の通り。括弧内は前回との比較である。
Listening | |
Abilities measured | Percent correct of abilities measured |
短い会話,アナウンス,ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点,目的,基本的な文脈を推測できる | 72 % (-6) |
長めの会話,アナウンス,ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点,目的,基本的な文脈を推測できる | 82 % (+18) |
短い会話,アナウンス,ナレーションなどにおいて詳細が理解できる | 86 % (+9) |
長めの会話,アナウンス,ナレーションなどにおいて詳細が理解できる | 75 % (+25) |
Reading | |
Abilities measured | Percent correct of abilities measured |
文書の中の情報をもとに推測できる | 71 % (+10) |
文書の中の具体的な情報を見つけて理解できる | 71 % (+2) |
ひとつの文書のなかでまたは複数の文書間でちりばめられた情報を関連付けることができる | 56 % (-7) |
語彙が理解できる | 78 % (+10) |
文法が理解できる | 92 % (+11) |
結構勉強したような気がしたのだが,それはあくまで「気がした」だけだったようだ。受験はまた来年。
2010年10月12日追記: nlog(n): 受験3回目 TOEIC の結果
Posted by n at 2009-10-12 21:37 | Edit | Comments (2) | Trackback(0)
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こんにちは、
ここのところ凄く忙しくって、こちらにお邪魔していませんでしが、いーっぱいブログが書かれていて、本当いつも楽しい話題ですね。
さて、凄いですね良い点数ではないですか。
700点で技術系、800点で営業系の企業海外駐在といわてますから、技術系駐在としては十分ですね。
ちなみに私は6年前に一度だけ受験させられましたが、600点くらいでした。でも、私の前任者が200点の人物だったので、「まあ、大丈夫だろう」ということで外に出してもらえたのです。ちなみに技術系。
今だとどれくらいの点数なんだか???さっぱり分かりませんが、n氏の数日前のブログで出ているような分かりつらい英語、あれは私も殆どわかりませんでしたよ。多分アメリカ国民の半分は理解できないと思います。というか、あれは話し英語じゃないですよ。私も点数は多分、n氏と同じくらいだと思います。
そんな私も、へたくそな英語を「個性」として利用しながら、交渉ではアメリカ人にも負ける気がしません。
へたくそ英語は個性です。はい。チャームポイントなんです。
Posted by: おお at October 16, 2009 08:35おお さん
Posted by: n at October 17, 2009 00:00心強いコメント感謝します。最終的にはしゃべり方ではなく,言っている内容がものを言うということですね。
日本での英語の勉強が苦痛をともなうのは,言い方に焦点が合っていて,言っている内容に面白みがないことなのだと思います。
「へたくそ英語は個性」と言い切ってしまう,おおさん,あなたは強い人です。その境地に達したいですね。